26. まといさん ページ27
Aside
※ジャンヌさんの部屋での出来事は割愛させていただきます。ごめんなさい orz※
お昼が近くなったころに腐女子会はお開きになり、僕はやっと自室へと向かっていた。
ん？腐女子会に参加してなんか利益があったか？
もちろんだよ！
彼女たちの方が僕なんかより、ヒーローたちのことをよく知ってるからね！
それはもう、美味しい情報だらけだったよ！
『ふふふ…新しいネタができそう…』
？「ネタって、なんのだい？」
『ひょわっ！！？』
突然かけられた声に驚いて、階段から足を滑らしそうになった僕は慌てて手すりにしがみつく。
声の主を見ると、洞筒を持った彼女は少しきょとんとしたのちにケラケラ笑い始めた。
まと「そんなに驚くことかい？」
『びっくりしますよ…！
誰もいないって思ってたんで、ほとんど自分の世界に入っちゃってたんですから…』
まと「そりゃあ悪いことをしちまったねぇ」
『まぁ、階段なんていつ人が来て、僕に声をかけてもおかしくないところですから半分くらいは僕が悪いんですが…』
まと「そうかい？
…それより、さっきつぶやいていたネタって？」
『えっ、あー……』
無意識に出ていた自分の言葉に少し後悔する。
けれど後悔したって、彼女に説明しなければならないのには変わりがない。
少しだけざわつく心を押さえつけながら、声を出す。
『…小説のネタ、ですね。
もうだいぶ書いてないんですけど、癖？でつい…』
まと「あぁ〜、なるほどね！
どうだい？なんかいいものが書けそうかい？」
『う〜ん…残念ながら短編にもならなさそう、ですね…』
まと「おや、そうかい…。
でも、きっとまたいいネタができるさ」
ニッと彼女は笑うと、僕の頭を優しくなでてくれた。
『ありがとうございます…。
ところでまといさん』
まと「なんだい？」
『火筒持ってるってことは、これからバトルですか？』
まと「そうさ！
立体交差のある風景でやるから、よかったらAもおいで」
『はい！
それじゃあ、僕、一度自室に寄ってから行きますね』
まと「了解、先行って待ってるから！」
『はーい』
階段を下りて、自分の部屋まで軽くスキップで進む。
心の中にかかってた暗い雲は、いつの間にか消えていた。
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更新遅くなり申し訳ないです…
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鈴堂図書ガール(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです…！頑張ります！ (2018年5月16日 21時) (
レス) id: 8d04432956 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - こういう作品を探してた…続きが楽しみです！応援してます頑張ってください！ (2018年5月13日 8時) (レス) id: bf6a3b092e (このIDを非表示/違反報告)
鈴堂図書ガール(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。すぐに外します…！ (2018年2月5日 14時) (レス) id: d1d9076716 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月5日 6時) (レス) id: 73b31c3ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴堂図書ガール | 作成日時：2018年2月4日 22時
