25. バレました ページ25
ジャン「これで建物の案内は一通り終わりましたが、質問とかありますか？」
『あれ、3Fとか4Fは？』
ジャン「男女でわかれてるので、一応何か起こらないよう、案内はしないことになってるんです」
『なるほどね…』
ジャン「Aさんは男性なので4Fの部屋割り表です」
そう言って彼女が手渡したのは、部屋の番号とそれぞれの名前が書かれた、水色のマップだった。
階段あがってすぐ右のアダムさんの部屋の隣に僕の名前がある。
向かいにはマルコス君、その横にアタリん。
『これはマルアタ、レッツゴーだね…』
ジャン「えっ…？」
『…あ』
うっかりこぼしてしまった心の声を、ジャンヌさんは聞き逃してなかった。
ヤバイ、どうにか繕わなくちゃ…！
『えーと、これはその、あの違いまして…？！』
ジャン「Aさん…」
聞いたことないジャンヌさんの真面目な声に、これ以上の言い訳は続けられないことを悟った。
『っ、はい…』
ジャン「もしかして、AさんもBLとか、好きですか…！？」
『えっ…？』
目をキラキラ輝かせるジャンヌさん。
汚いものでも見たような目を向けられると思っていた僕は、気の抜けた声をあげてしまう。
ジャン「私達以外にも腐ってる方がいて嬉しいです…！」
『待って…私達ってことは、他にも…？』
ジャン「あっ、はい！
ヴィオレッタさんとのほちゃんもです」
『え、のほたんはわかるけど、ヴィオレッタさんは意外…！』
ジャン「私も知ったときはびっくりしました…。
そうだ、このあと私の部屋に3人で集まる予定なので、よかったらAさんも来ませんか？
ここで話すのはちょっとアレなので…」
『いいの…！？
じゃあ、遠慮なく！』
ジャン「えぇ！
では、行きましょう！」
嬉しそうに歩き出した彼女の回りにはルンルンと音符がとんでいるように見えた。
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鈴堂図書ガール(プロフ) - ゆうさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです…！頑張ります！ (2018年5月16日 21時) (
レス) id: 8d04432956 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - こういう作品を探してた…続きが楽しみです！応援してます頑張ってください！ (2018年5月13日 8時) (レス) id: bf6a3b092e (このIDを非表示/違反報告)
鈴堂図書ガール(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます。すぐに外します…！ (2018年2月5日 14時) (レス) id: d1d9076716 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年2月5日 6時) (レス) id: 73b31c3ed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鈴堂図書ガール | 作成日時：2018年2月4日 22時
