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私はもともと男の子が得意な方ではなかった。
声も体も大きくて、生物の本能的に怖がってしまうのだろうか。
だから、おっとりしている花宮君は私にとってすごく魅力的だった。
はずだった。
｢Aちゃん、バスケ部での花宮はどうだった?｣
教室で原君に話しかけられた。口元はずっとニヤニヤしている。彼にとって、今朝の出来事は相当面白かったのだろう。
｢びっくりしたよ、花宮君っていつもああなの?｣
｢そだよ〜ん、俺らの前ではね｣
バスケ部には心を開いている、ということだろうか。
品行方正な彼だと思っていたからあの口の悪さには驚いた。
女子からの熱狂的な人気を考えると、バスケ部以外で彼の猫被りは剥がれることがなかったのだろう。もし剥がれたら、彼が保っていたイメージが、完全に崩れるはず。
何も見なかったことにしよう。
今朝の記憶を自分の中から抹消しようとした。
昼休み、やけにドア付近が騒がしいと思ってそちらに目を向けると、
｢佐々木さん呼んでもらえる?｣
花宮真のお出ましだ。
やっぱり今朝のは幻覚だったのだろうか。通常通り王子様スマイルを引っさげ、クラスの女子に話しかけている。
｢Aって花宮君と仲良かったの!?｣
｢あ〜、なんか、親同士が仲良いみたいで……。行ってくるね｣
教室が少しだけざわめく。主に女子が。
クラスの一般女子とあの花宮真が親しいなんて、そりゃあ驚くよね。
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×××(プロフ) - 明輝さん» コメントありがとうございます！更新頑張ります〜^^ (2021年2月6日 11時) (
レス) id: 4863fcfbac (このIDを非表示/違反報告)
明輝(プロフ) - めっっっちゃ好きです！！更新楽しみに待ってます∩^ω^∩ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 98167b3334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：××× | 作成日時：2021年2月6日 0時
