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昨日の今日で、花宮君とエレベーターに乗り合わせた。

「花宮君、おはよう」

「ああ、はよ。……ふはっ、お前もうビビんなくなったな」

「まあ、流石にね。逆に親しみやすくなったかもしれない。悪くないと思う、そういう一面があっても」

最初はギャップについていけず驚き、ビビっていた私だったが、皆の知らない一面を見られることが出来たのは逆に光栄なことだと思った。


「ふーん、素の俺を知れてよかったな」

「別に良くはないけど……」

花宮君はどこか得意気に笑う。
あなたも最初は素を晒して焦ってたでしょうが!

「お前さ、スポーツショップでバイトするくらいなんだから運動できんの?」

「そんな得意じゃないけど、知識はあるくらい」

「それも珍しいな」

「前の学校でマネージャーやってたから」

ふーん、マネージャーね…なんて言って、花宮君は少し意外そうにこちらを見る。
まあ、運動出来そうには見えないか。見た目は文化系っぽいってよく言われるし。

「お前、バイト辞めてバスケ部入れよ。んでマネージャーやれ」

「はあ!? なんでそうなるの!? 第一、バイト始めたばっかで辞めるなんて出来ないし……」

「バイト無い日だけでいいから。1回見学に来いよ」

バイトは時間潰し的な意味合いが大きかったから、なんとシフトは週3しかなかった。

実は前の学校でやっていたマネージャーは、バスケ部だったのだ。
だから、なんとなくバスケ部のマネージャーをやることは避けたかった。
今まで仲間だったチームを敵に回すことはしたくない。

しかし、スポーツショップに来る花宮君と原君を見ると、マネージャーがいなくて困っていることは容易に想像できた。部長に雑用をやらせるのは、普通なら考えられない。

入るか、断るか。

頭の中で色んな考えを逡巡させた。

結論。

「今日バイトないし、見学だけ行ってみる」

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設定タグ:黒子のバスケ , 霧崎第一 , 花宮真   
作品ジャンル:アニメ
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×××(プロフ) - 明輝さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります〜^^ (2021年2月6日 11時) (レス) id: 4863fcfbac (このIDを非表示/違反報告)
明輝(プロフ) - めっっっちゃ好きです!!更新楽しみに待ってます∩^ω^∩ (2021年2月6日 2時) (レス) id: 98167b3334 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:××× | 作成日時:2021年2月6日 0時

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