28.悲劇の女王様 ページ28
Aの姿はもう見えなかった。
俺は、姿を探して走った。
何がどうしたっていうんだ？
ツッキーのあんな焦ったところは初めて見た。
「この道のはずなんだけどなぁ…」
Aが帰る道は一本道。
違う道を歩くわけない…。
「あれ？」
目線の先には、誰かが蹲っている。
「A…？」
体は震えている。
「どうしたの！？体調悪いの！？」
慌てて駆け寄る。
「た、忠…」
Aは俺に抱きついた。
「…どうしたの？」
泣いている。息も荒い。
何より体の震えが……。
震えを止めるように、きつく抱き締めた。
「何か、あったの…？」
「あ……あの時……
忠が嶋田さんとこ行ってた日…
ここで私、ストーカーみたいな男に襲われかけたの…」
頭を殴られたように衝撃が走った。
怒りと驚きで俺も震えてしまう。
「クソッ……なんで……」
なんでAがそんな目に合わないといけないんだ…。
「たまたま月島が通りかかって助けてくれたの。
月島がこなかったら私…襲われてたかもしれない…」
それでツッキーはあんな風に…。
「忠に心配かけたくなくて言えなかったの。
クラスでうまくいってなかったことも…
忠のバレーの邪魔したくなかったの」
そう言って、Aは俺の胸で泣きじゃくった。
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茜(プロフ) - 抹茶子さん» 神作だなんて嬉しいコメントありがとうございます!コメ励みにこれからも頑張ります♪ (8月1日 23時) (
レス) id: 42242e81de (このIDを非表示/違反報告)
抹茶子(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！山口君の小説少ないのでこの神作に出会えて本当に嬉しいです^_^これからも応援しています。 (8月1日 8時) (レス) id: a8291f25b9 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花（仮）さん» 書きながら結構感情移入してしまうのです(笑)なので、ここで夢小説を書いたことによってより好きになったキャラクターもいます♪ (2018年5月1日 0時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星（スター）の夢花（仮） - ほうほうほう…。面白い！！ウチの中で最高にこの話好きです！山口普通にHQキャラの中で好きだし。そして作者のツッキーの気持ち書いてる時に自分で胸キュンしたっていうのは面白くて笑えたけど、自分もめちゃめちゃきゅんきゅんしましたw (2018年4月30日 22時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - フルパら@桃林檎さん» コメント嬉しいです！山口くんの小説少ないですよね…優しいし良い子なので私も大好きです♪ (2018年4月27日 18時) (レス) id: ac176d995c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜
| 作成日時：2017年11月10日 9時
