［107］表裏一体の関係 ページ15
.
▽ 主side ▽
｢音駒戦。
スターティングメンバーはこれで行く｣
--------------ネット---------------
［澤村さん］［翔陽］［僕］
［旭さん］ ［蛍］ ［飛雄］
Li［西谷さん］
合宿3日目。
コーチから、レギュラーの発表があった。
…まあ、これが確定って訳では無いだろうけど。
僕は、前衛ライト側からのスタート。
｢勝つのは繋いだ方。
この面子でどれくらい戦えるのか、�爛�ラス�瓩僚錨┃爛優貝瓩箸両”蕕�｣
｢｢｢あス！｣｣｣
…あす、って何。
＊
｢A！｣
一日練が終わってモップを掛けていると、田中さんからそう声をかけられた。
｢はい｣
｢おい田中、変な絡みすんじゃ…｣
｢負けねぇからな！｣
スガさんが、田中さんに注意しようとしたのだが。そんなのは全く聞かず、ただただ彼は真っ直ぐな目で僕を見ていた。
�猊蕕韻覆き�
その言葉に、思わず頬が緩む。
｢はい、僕も負けません｣
｢！！…やっぱお前すげぇなぁ｣
何故か僕の返しに彼はニカッと微笑んで、わしゃわしゃーっと頭を撫でられた。
田中さんの背中越しには、スガさんが安心したようにため息をついているのが見える。
｢でも僕、力は無いんでそこは田中さんに任せますね｣
｢…力？｣
｢はい。適材適所ってやつです｣
そう言えば彼は、頭の上に沢山のクエスチョンマークを浮べる。あれ、この言い方じゃ伝わらないのか？
と、言うか、烏養コーチからとっくに説明されてると思ってたんだけど。
｢僕はどちらかと言うとテクニックで勝負を仕掛けていく方です。
でも力はほぼ無いに等しいので、相手の堅いブロックを兎に角打ち抜かなきゃいけない時。そんな時は、田中さんの力が必要なんです｣
｢…成程｣
｢だから、お互いに必要な時は交代して自分の得意な場面で戦う。
僕と田中さんは言わば、互いの足りない部分を補い合う関係です｣
｢ほう｣
｢っていう使い方をするって、烏養コーチから聞いてませんか？｣
僕が首を傾げてそう問えば、田中さんは少しの間考える素振りをして。
｢…聞いてねぇ｣
と真剣な顔で応えた。
おいマジか。
｢あれ、そうな…｣
｢わりぃ！！！伝え忘れてた事あった！！｣
そう半ば叫びながら、体育館に入ってきたのは烏養コーチで。ホントに忘れてたのか、と僕は少し呆れ気味に笑みを浮かべる。
その後、正式に僕と田中さんの�犹邱腓任了箸な��瓩砲弔い討寮睫世�全体にあったのだった。
.
［108］夜中の誘惑 __ 日向side→←［106］転ばぬ先の安全線 __ 月島side
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 866人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (2022年7月6日 12時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - 更新待ってます！！！ (2021年10月29日 14時) (レス) @page37 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 続き楽しみにしています！！更新停止中ですが、再開したら無理せずに頑張ってください！応援しています！ (2020年7月12日 0時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - お気に入り登録が819になってる…！ (2020年5月4日 8時) (レス) id: d5974347c1 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 面白いです(*^^*)合宿の話とかすっごい気になります！更新頑張ってください、("⌒∇⌒") (2020年4月28日 15時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月27日 23時
