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▽ 主side ▽
｢あのな、日向。
王様ゲームってのは今みたいにくじで�牴ν有瓩魴茲瓩董△修硫ν佑量仁瓩鯢�ず聞かなきゃいけないってゲームなんだぞ｣
そうスガさんが翔陽に説明するのを笑いながら眺める。多分隣の飛雄も、あの表情は知らなかったって顔だ。
｢この世に�牴ν優押璽爿畸里蕕覆た裕錣襪鵑澄�｣
蛍の言葉に、本当にソレな、と心の中で同意する。
まあでも、北一の頃はこうやって飛雄が皆でするゲームに混ざったり、なんて無かったからな。
再び飛雄に目を向けると、スガさんの説明を真剣に聞きながらもちょっと分かってなさそうな表情をしていて。でもそんな彼の横顔は、ちょっとだけ楽しそうに見えた。
なんか、和むなぁ。
飛雄が楽しそうに仲間とゲームするなんて、今までは思ってもみなかったから。
烏野に来て良かったな。なんて、思ってしまう。
｢___ってことで、Aさん！｣
そう唐突にスガさんに名前を呼ばれて、ビクッとなる。
親友の小さな成長に、思いを馳せている場合ではなかったようだ。
｢命令をお願いします！｣
ニカッと微笑んでそう言うスガさん。
その言葉に、皆の視線が僕に集まった。
因みに、僕が王様になった場合の命令はとっくの昔に決めていた。それはもう、田中さんが｢王様ゲームをやろう！｣と言い出した合宿初日の夜から。
ただの妄想だったのだけれど、まさか現実になるとは。
｢えーっと、3番と7番が｣
ゴクリと、皆の唾を飲む音が聞こえる。
僕はそのあと、ニコリと微笑んで言葉を続けた。
｢お互いのいい所を5個言い合う｣
命令を聞いた瞬間、皆は一斉に｢｢｢おぉーっ｣｣｣と声を揃えてそう言った。でも、そんな�牾Л瓩涼罎貌�っていない人達が2人。
…この番号は、当たりだったみたいだ。
｢え？ で、誰だよ。3番と7番｣
西谷さんがキョロキョロと周りを見渡せば、明らかに挙動不審な。
_____飛雄と蛍。
多分、皆もこの反応で気付いたのだろう。この2人だと。
ニタァっと、2人以外の全員が何かを企む様な笑顔で彼等のことを見つめたのだった。
｢山口っ！割り箸変えて！｣
｢日向ボゲェ！番号変えやがれ！｣
そう慌て出す2人を、僕はパンパンっと手を叩いて静かにするように合図する。
そして、僕はいつもの笑顔で微笑んで。
｢王様の命令はー？｣
と、市民に問い掛ける。
｢｢｢ぜったーい！！｣｣｣
その時の飛雄と蛍の顔は、今までに見た事ないくらい、絶望に満ち溢れていた。
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［112］こんにちは、音駒さん。→←［110］王子様は王様にも成りうる
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ゆん(プロフ) - おもしろくてすぐに読み終わりました(о´∀`о)続きが気になります😃更新頑張って下さい(*´∇｀*) (2022年7月6日 12時) (
レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
naonao(プロフ) - 更新待ってます！！！ (2021年10月29日 14時) (レス) @page37 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
MiSo(プロフ) - 続き楽しみにしています！！更新停止中ですが、再開したら無理せずに頑張ってください！応援しています！ (2020年7月12日 0時) (レス) id: 78c105b37d (このIDを非表示/違反報告)
ミューナ(プロフ) - お気に入り登録が819になってる…！ (2020年5月4日 8時) (レス) id: d5974347c1 (このIDを非表示/違反報告)
咲夜 - 面白いです(*^^*)合宿の話とかすっごい気になります！更新頑張ってください、("⌒∇⌒") (2020年4月28日 15時) (レス) id: d570b5d827 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月27日 23時
