［54］�猗瑤戮覆け┃� ページ8
.
▽ 主side ▽
｢澤村さん、これどうぞ｣
澤村｢おぉ、さんきゅ。…塩キャラメルか？｣
僕は自分の鞄から塩キャラメルを1つ取り出して隣に座る澤村さんに手渡した。ついでに僕の口の中にもひとつ放り込む。
｢はい。青城の友達が好きなんで、お土産にと思いまして｣
澤村｢お土産なのに、道中で食うんだな｣
そう彼は微笑んで、塩キャラメルを口に入れた。
甘くてしょっぱくて、不思議な味が口の中に広がる。コレが何だかんだクセになるんだよな。
国見、何個か食べるけど許してね。
澤村｢Aはさ、うちのバレー部が『落ちた強豪�猗瑤戮覆け┃瓠戮辰童討个譴討襪痢�知ってるか？｣
窓の外を眺めながらキャラメルをモグモグしていれば、不意に澤村さんはそんなことを聞いてきた。
｢はい。大分前に飛雄から｣
澤村｢…そっか。でも、｣
｢でも大丈夫です｣
澤村さんの言葉に食いつく様にそう言えば、澤村さんはぽかんと口を開けて僕を見る。
勿論、｢烏養監督が復活する｣とか、｢全国に行ったことがある｣とかの理由で僕達が烏野に入ってきたのは事実で。そんな風に意気込んで入って来た高校が、そう呼ばれている事にも最初は結構驚いた。
でも。
｢今は、強い１年がいっぱい居ますから。飛雄も翔陽も、蛍も忠も、皆きっと力になってくれます｣
澤村｢…おう、そうだな。Aにも期待してるぞ｣
そう笑って澤村さんは僕の頭をわしゃわしゃと撫でてくれた。
そう言ってくれるのは嬉しいけれど。
｢僕は、あくまで飛雄のサポート役ですよ。
�牴�子様�瓩發修ΔいΠ嫐�で付けられましたから｣
と言って、僕はニコッと微笑んだ。
別に僕は彼等ほどの才能は持ち合わせていない。努力の面に関しては自信はあるけれど、だからって飛雄と肩を並べられるようなスパイカーじゃない。
�牴�子様�瓩琉嫐�は、僕が1番理解している。
澤村｢…そんな事｣
日向｢おぇーーーーぷ！！！｣
田中｢うわああああああ！！！日向ぁぁぁ！！
止めて！！バス止めてぇぇぇぇ！！！｣
その声に勢い良く澤村さんと後ろを振り向けば、それはもう悲惨な事態になってまして。
…翔陽が田中さんにゲロを吹っ掛けてました。
｢翔陽…もしかして、結構ヤバい？｣
澤村｢…ヤバいな｣
(続く)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 554人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おののいもこす - 92の濡れてる方が＿って、京都銀行の相合い傘 濡れてる方が 惚れている ですよね！あの句いいですよね！ (2020年4月27日 10時) (
レス) id: b426f69678 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 20時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 今後どうなるのかほんとに楽しみです！続き楽しみにしていますね！更新頑張って下さい。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: a320407a1b (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 続編来ました！この作品が大好きです。正直早く続きが読みたくてうずうずしています。主人公がこれからどう進化したり人間模様がどうなるのかも楽しみにしています。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月9日 11時
