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▽ 主side ▽
よし、話しかけたから僕はここでお役御免。
と思いつつ、後ろを振り向いたのだが緊張かなんなのか、固まっている飛雄と翔陽。
いやおい、喋りかけんかい。
菅原｢お前らこんなとこで何してんの？｣
2人を暫く見つめていたら、３−３の教室から出てきた菅原さんに声をかけられた。
｢あー…、2人がエースを見たいって言ったんで｣
飛雄達の代わりに僕が応えれば、菅原さんは｢そうか｣と困った様に微笑んで、旭さんに僕ら3人の事を紹介してくれた。
やっぱり、菅原さんと話しをしているのを見るに、凄く優しそうな人。
東峰｢がんばれよ｣
旭さんは笑ってそう言うと、翔陽の肩を叩く。
でも、彼は笑っている癖に凄く悲しげな目つきをしていた。
日向｢一緒にがんばらないんですか？
おれエースになりたいから、本物のエースナマで見たいです｣
東峰｢…悪い。
俺はエースじゃないよ…｣
旭さんは翔陽の言葉に少し驚いた後。
クラスメイトに急かされてそう言葉を残すと、僕らに背を向けた。
でも、僕はどうしても納得できなくて。
翔陽達のことも、菅原さんのことも忘れて僕は彼の方に足を踏み出していた。
旭さんに駆け寄って腕を掴み、僕より幾分背の高い彼を見上げると。やっぱり、彼は驚いた顔をした。
そして、その顔付きは数秒で困った色に変わる。
｢西谷さんは、�狢圓辰討覘瓩辰童世辰討泙靴�｣
その言葉に、彼はピクリと肩を震わせた。
何で、そんな申し訳なさそうな顔をするんですか。
別に、貴方が悪い訳じゃないのに。
東峰｢…でもな｣
｢僕も、待ってますから｣
そう言えば、今度は目を見開いた。そんなに驚くことでも無いですよ。エースがバレー部に必要なのは、当然の事です。
｢まあ暫くして戻らなかったら、西谷さんと連れ戻しに来ますけど｣
僕は最後に笑ってそう伝え、旭さんの横を通り過ぎる。
飛雄と翔陽は僕についてこない。多分、菅原さんに話でもあるのだろう。
僕は、勿論もう何も用事は無い。
そもそも何か話す気だった訳でもないが、あんな彼の姿を見たらどうしても一言伝えたくなった。
旭さんがあんなんじゃ、西谷さんが何時までも報われない。
勿論、旭さんも。菅原さんも。
だから僕は、自分と西谷さんの想いを伝えた。
ただそれだけ。
｢…伝わってるといいな｣
自分に言い聞かせるように、僕はポツリとそう呟いた。
(続く)
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おののいもこす - 92の濡れてる方が＿って、京都銀行の相合い傘 濡れてる方が 惚れている ですよね！あの句いいですよね！ (2020年4月27日 10時) (
レス) id: b426f69678 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 20時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 今後どうなるのかほんとに楽しみです！続き楽しみにしていますね！更新頑張って下さい。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: a320407a1b (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 続編来ました！この作品が大好きです。正直早く続きが読みたくてうずうずしています。主人公がこれからどう進化したり人間模様がどうなるのかも楽しみにしています。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月9日 11時
