［85］烏の�爛─璽広� ページ39
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▽ 主side ▽
影山｢Aっ｣
昼休み。
彼の声に、僕は教室の扉の前まで足を運んだ。飛雄の隣にはいつも通り翔陽が居る。
いつの間にか、彼の隣には僕より翔陽が居る方が多くなっていた。
｢何？お昼はもう食べたけど｣
因みに今日のお昼は、教室で仁花ちゃんと食べた。
蛍も忠も昼は係の仕事があるとかで、今日の朝練から報告されて。久々に飛雄と翔陽とのお昼になるかな、と思っていたのだが。
少し待っても彼らは来なかったので、僕は後ろの席の仁花ちゃんとお昼を共にした。
まあ、わらわらと何故かクラスメイトが周りに集まって来たのですがね。遠足か？ってなりました。
日向｢一緒に、エースを見に行かないか？｣
そう言ったのは、いつも以上に目をキラキラさせている翔陽だった。
｢エースって、旭さん？｣
影山｢おう。コイツがどうしてもって言うからよ｣
日向｢はぁ！？影山も見たいって言ったじゃねーか！｣
｢ちょっ、教室の前で騒がないでっ。
面倒臭いから｣
と言いつつ、僕は2人を押し出して廊下へと出る。
ていうか、見に行くって言っても旭さんって3年生じゃなかったっけ。
影山｢取り敢えずさっさと行くぞ｣
飛雄はそう言うと、僕の腕を掴んで歩き出した。
どうやら僕に拒否権は無かったらしい。じゃあ何で最初疑問形で聞いてきた、とツッこもうと思ったけど。
まあ、僕が居る方が面倒事は減るだろうし。
先輩に迷惑を掛ける確率も下がるだろうから、と渋々彼らの後について行った。
そして、3年生のフロア。
３−３の教室で、僕は菅原さんの姿を見つけた。
多分、話し声を聞く限りあの人が旭さんだろう。こういう時は、耳がいいのは本当に助かる。
因みに後ろでワタワタと話している翔陽と飛雄は、未だに旭さんがどれだか分かっていない様子だった。
どっちが先輩達に声を掛けるかでまた言い合っている。
そんな彼等を後目に、旭さん達の方を暫く見ていれば。旭さんがクラスメイトから声を掛けられて、こちらの扉の方へと歩いて来出した。
おっ、これはチャンスなんじゃないか、と思いつつ。
扉を抜けて、僕らの隣を通り過ぎてった旭さんを目で追う。
別に、僕は話し掛けるつもりは無かったんだけれど。
そう思いながら、僕は徐ろに口を開いた。
｢旭さん｣
日向・影山｢旭！？｣
東峰｢何？｣
その声に、彼はこちらを振り向いた。
柔らかくて、優しそうな声。
それが、エースの第一印象だった。
(続く)
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おののいもこす - 92の濡れてる方が＿って、京都銀行の相合い傘 濡れてる方が 惚れている ですよね！あの句いいですよね！ (2020年4月27日 10時) (
レス) id: b426f69678 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます！更新楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2020年4月25日 20時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 今後どうなるのかほんとに楽しみです！続き楽しみにしていますね！更新頑張って下さい。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: a320407a1b (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 続編来ました！この作品が大好きです。正直早く続きが読みたくてうずうずしています。主人公がこれからどう進化したり人間模様がどうなるのかも楽しみにしています。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年4月9日 11時
