[77]守護神登場 ページ31
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▽ 主side ▽
月曜日の放課後。
僕はいつもの様に皆より早く着替えを済ませて、先輩達の準備が終わるのを待っていた。
菅原「ん? 何これ?」
隣で着替えていた菅原さんはそう言って、僕の隣に置いてある紙袋に視線をやる。
菅原「あっ、ごめん。女子から貰ったとかそんな感じだった?」
と慌てて僕の顔を見たので、僕はいえいえ、と笑って返した。中に入ってるのは、昨日貸してもらったジャージとか水筒、タオルなのだから別に見られて困る物では無い。
「昨日ちょっと他校の人にお借りして」
菅原「…えっ!?どういう事!?」
びっくりした顔の彼を見て、返答間違えたか、とちょっと後悔した。
でも、僕が走りすぎて倒れたこと以外は何かヤバい事があった訳でもないし。と、考え込んでいると菅原さんから顔を覗き込まれた。
菅原「…他校の人って、やっぱ女子?」
「?…いえ、男子ですけど」
菅原「…そっ、か。…いやでも、コレは安心して良いのか?どうなんだ?」
菅原さんは僕の答えにブツブツと呟いて1人考え込んでしまった。なんて言おうか、と悩んでいると、傍に来た飛雄にトントン、と肩を叩かれる。
影山「A、ちょっとサーブ練付き合ってくれ」
「ん?良いよ?」
片手にペットボトルを持っている飛雄にそう答えれば、彼は口をふにゃふにゃに緩ませて分かりやすいくらいに喜んでみせた。そう言えば最近、飛雄と2人で練習ってしてなかったもんな。
影山「じゃっ、じゃあ、先輩達が来る前にさっさと行くぞ」
「おー、今からすんのねー」
飛雄は僕にそう言うとさっさと靴を履いて、部室から出ていってしまった。
僕は未だに考える人、になっている菅原さんの方を振り向いて声を掛ける。
「えと、菅原さん、先行きますね」
菅原「え?あ、あぁ」
未だにジャージを羽織っていない彼にそう言って、僕も飛雄と同じ様に靴を履いて部室の扉に手を掛けた。
*
バコンっと、飛雄が打ったボールは凄い勢いでネットを超え隣のコートに飛んで行く。
彼が狙うのは、相手コートに置かれたペットボトル。
「お、当たる…」
1個前は翔陽に邪魔されたからなぁ。
と、ペットボトルに向かって真っ直ぐ飛んで行くボールを見つめていたのだが。
影山「!?」
その先には、何故か突然西谷さんが現れて。
飛雄のサーブを意図も簡単に、綺麗にセッターの場所へと返したのだった。
「西谷さん、?」
西谷「…おーっ、Aーっ!」
(続く)
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おののいもこす - 92の濡れてる方が_って、京都銀行の相合い傘 濡れてる方が 惚れている ですよね!あの句いいですよね! (2020年4月27日 10時) (レス) id: b426f69678 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 面白すぎます!更新楽しみにしてます!更新頑張ってください! (2020年4月25日 20時) (レス) id: 0a80c4d22b (このIDを非表示/違反報告)
あやの(プロフ) - 今後どうなるのかほんとに楽しみです!続き楽しみにしていますね!更新頑張って下さい。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: a320407a1b (このIDを非表示/違反報告)
樹 - 続編来ました!この作品が大好きです。正直早く続きが読みたくてうずうずしています。主人公がこれからどう進化したり人間模様がどうなるのかも楽しみにしています。 (2020年4月9日 11時) (レス) id: 8e6b7bcff3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒマリ | 作成日時:2020年4月9日 11時