［00］プロローグ ページ2
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▽ 主side ▽
場所は、仙台市民体育館。
送迎バスを降りて、私は……いや、僕はいつもの様に飛雄の隣を歩いていた。
｢飛雄は、雪ヶ丘中学って聞いた事ある？｣
影山｢いや、無いな｣
｢だよねー。そんな強いとこでは無いんだろうな｣
影山｢…まあ、そうだろうな｣
彼は、影山飛雄。
小学生の頃からの仲で、小学生の時も同じクラブチームに所属していた。
｢まっ。いつも通り、全力で行くべ｣
影山｢……おうっ｣
僕がニカッと笑ってそう言えば、彼も一層顔を引き締めた。
外靴からバレーシューズに履き替え、体育館入り口へと足を踏み入れる。そんな僕ら、北川第一生を見て、周りの選手がざわめき出したのが分かった。
相変わらず、僕の所属する�猖明鄲莪讚瓩離丱譟蕊瑤和捷擦�ら強豪校として恐れられているらしい。
『でかっ』
『威圧感ハンパねぇ〜…』
いや、小声で言ってるみたいだけど聞こえてるからね。
と、僕は心の中で笑いを零す。
『アイツってアレだろ！
例の────…
�爛魁璽半紊硫ν有甕道拡�雄！』
そんな言葉に、飛雄は声の聞こえた方に顔を向けてギロりと目を光らせていた。あの異名、そんな浸透してたのか。
｢ほらほら、飛雄。気にしない気にしなーい｣
影山｢…わ、分かった｣
僕がトントンと彼の背中を叩くも、彼の声はなんだか釈然としない。まあ、気にしない、ってのは些か無理な話だろうか。
あの異名の意味を、飛雄本人は知ってしまっているのだから。
『それで、その隣が確か──…』
『ああ。隣の爽やかな奴が、
�爛魁璽半紊硫�子様�畤綉�(ﾐｽﾞﾐﾔ) A！』
そんで、しっかり僕のあだ名の方も他の中学に知れ渡っているらしい。何でこんな変なあだ名を付けられたのか…。
王様はまだ響きがカッコイイけれど、王子様は…流石にちょっと…恥ずかしい。
影山｢…前の試合終わってるな。入るか｣
｢あいよー｣
彼の言葉に、そう返し、気を取り直して体育館へと足を向けた。室内に入れば、先にギャラリーで準備していた後輩達の応援の声が聞こえてきて。
『『『北一！！ 北一！！』』』
やっぱり、試合会場のこの雰囲気は、何度味わっても慣れないものだ。でも、嫌いな訳じゃない。気が丁度よく引き締められて、寧ろクセになる。
さあ、今日も頑張りますか。
『何だよ、その、�牴�子様�瓩辰董�
『俺も名前の由来とかはよくわかんねーけど、北川第一のエースだ。スパイクもレシーブの腕も、断トツだってよ』
(続く)
［01］�狆�さな巨人�瓩箸僚于颪あ�←［必読］注意事項(4/5 追加)
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キラ(プロフ) - 注意書きがしっかりしてあって、とても大好きです、応援しています (2020年4月17日 18時) (
レス) id: 7a70193f7b (このIDを非表示/違反報告)
ヒマリ(プロフ) - 遥凪さん» すみません、書き間違えてましたっ(汗) ご指摘ありがとうございます。 (2020年4月6日 16時) (レス) id: b8513fb716 (このIDを非表示/違反報告)
姫ﾃｬﾝ(プロフ) - すごく面白くて好きです・・・！これからも更新頑張ってください！ (2020年4月6日 15時) (レス) id: bc6dcdcbf2 (このIDを非表示/違反報告)
遥凪(プロフ) - 初コメ失礼します。とても面白くてすぐに読んでしまいました( *´艸`) あ、それと烏野や白鳥沢は宮崎じゃなくて宮城の高校だと思います！(*¨*) これからも続き楽しみにしてます。頑張ってください^_^ (2020年4月6日 14時) (レス) id: d9229dd11c (このIDを非表示/違反報告)
幸ぴろ - すみませんでした！貶されてると 思うようなコメントをしてしまい… 連続になってしまうのですがどうしても 謝りたくて…本当にごめんなさい！ (2020年4月6日 12時) (レス) id: ba2c8d8630 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒマリ | 作成日時：2020年3月16日 17時
