美しく残酷な、【リヴァイ】 (ページ11)

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こっち向いてってページ11

｢入れよ、いるんだろ｣

作戦まであと3日。

彼の側に居られるのもあと少しかもしれない。

今彼の顔を見たら、向けられる優しい目を見たら私はきっと壊れてしまう。

頭の中でグルグルと様々な考えが回り続けリヴァイさんの部屋の前で入るか否か立ち止まっていた時、部屋の中から話しかけられた。

『…失礼します』

カチャリ、金属製のドアノブが音を立てて回る。

『忙しそうですね』

たくさんの書類と睨めっこしてるリヴァイさんの隣に座る。

｢あと3日で作戦決行だからな。忙しいに決まってる｣

『人類最強も大変ですね』

冗談めかして言うと、目を少しだけ細めて微笑んで、髪の毛をぐちゃぐちゃにするかのように強く頭を撫でられた。

『ちょっとっ…髪の毛ぐちゃぐちゃになっちゃうじゃないですか！』

頭の上に乗ったリヴァイさんの手を掴んだ。