集まれとびっこの森2【JUMP短編集】

〇嫉妬　ymin ページ1

山田side(すでに付き合っている設定です)
俺の彼女はわざとかと思うくらいすぐに心配(嫉妬)させてくる。

前回は店員さんから女性と間違われて連絡先を聞かれて応えなぜか登録するというよくわからない行動をしてた。
前々回は女優さんと二人きりで飲みに行き朝帰り。結局何もなかったらしいんだけど普通怪しいと思うでしょ！？

黙って飲みに行ったこともあるし、家から出て行って5日帰ってこなかったこともあるし。
そんな彼女いのちゃんとも付き合ってもうすぐで2年。どういう気持ちでこういうことしてるのか聞こうじゃないか。


山田『いのちゃん。』

伊野尾「ほぇ？何？」

山田『いのちゃんはわざと嫉妬させてるの？』

伊野尾「嫉妬？山田いつの間に嫉妬してたの？」

山田『いのちゃんが○○とか○○とかするからその度に心配して嫉妬してるの！』

伊野尾「ごめん、まさかそこまで思ってくれてるとは。で？それだけ？今ちょっとゲームしてるから。」


なぜこの人はこんなにテキトーになれるんだ。俺がどれだけ悩んでいるか分かってないな？


山田『いのちゃんは俺が黙って女性と飲みに行って、知らない人と連絡交換して、家から出て行っていいんだね。』

伊野尾「なんでそんなこというの！？」

山田『全部いのちゃんがしたことでしょ？で？してもいいの？』

伊野尾「嫌だ。そんなことしたら別れる。」

山田『だとしたら俺もうすでにいのちゃんと別れてるんだけど。別れる？』

伊野尾「絶対に嫌！ねぇごめんって。ちゃんとするから！」


でましたよ。いのちゃんの言う言葉の中で信用してはならない言葉。“ちゃんとする”これ信じちゃダメ。


山田『なんで嫌なの？散々俺に○○とか○○とかしてたのに。』

伊野尾「それは…」

山田『言えないんだ。』

伊野尾「顔見て言えないから下向いて？」


一体何言うつもり？


伊野尾「山田が、嫉妬して怒ってくれるのが、愛されてるなって分かって、ちょっと嬉しくて、やってた//。それだけ。」

山田『本当に、それだけ？』

伊野尾「・・・それと、その、俺ってMじゃん？怒られるの自体も嬉しかった//。もうしません。本当にすみませんでした。」


俺の彼女たぶん相当やばい。怒られるのが嬉しいってMどころかドMじゃん。


山田『それはわかったけど、いのちゃんやばいね。』

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