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fifteen ページ17

おでこに冷たいものを感じて目が覚めた。

??「おや、起きたかい?」

『せんせぇ?』

寂雷「そうだよ。Aちゃんが熱出して倒れたって聞いたから駆けつけたんだよ。」

さっきの冷たい感触は先生の手でした。

『ごめんなさい、迷惑、かけちゃって……。』

寂雷「いいんだよ。こういう時ぐらい甘えても。起きれるかい?」

『んっ。』

寂雷「食欲ある?」

『お腹空きました。』

寂雷「じゃあ、お粥作ってくるから少し待っててね。」

そっか。

じろにぃもさぶにぃも学校だし。

いちにぃは多分仕事でいない。

寂雷先生しかいないんだ。



私は先生がベッドから離れようとするのを見て、不意に先生の白衣の裾を掴んだ。

寂雷「ん?どうかしたのかい?」

『1人に、なり、たくな、い』

寂雷「フフ、可愛らしいね。んー。どうしようかな。あっ!」

『???』

先生は何かを思いついたらしい。

携帯で連絡をとりはじめた。



寂雷「もしもし、一二三くん?お願いしたいことがあるんだけどね。うん、ありがとう。実は…………
うん、うん。スーツ着てくるんだよ。うん、じゃあまたあとで。」

???

寂雷「今、私の信頼できる仲間に連絡をしたんだけど、彼、来てくれるらしい。少し我慢できる?」

首を縦に振る。

寂雷「その子はとても料理が上手でね。」

ニコニコしながら話す先生。

寂雷「Aちゃん、今は私がついてる。安心していいよ。」

『せんせぇ。ありがとう。』

先生はニコリと微笑んだ。

はぁ。女神みたい。


先生はそのあと、大きな手で頭を撫でてくれた。

しばらくするとインターホンの音がした。

寂雷「ちょっと待っててね。迎えに行ってくるから。」

先生が部屋を出ていってから2分くらいかな。

それぐらいたった頃に金髪のかっこいい人を連れて戻ってきた。

寂雷「すまないね、一二三くん。」

一二三「いいえー!ぜんっぜん大丈夫っす!あ。君がAちゃん?」

首を縦に振る。

寂雷「彼は伊弉冉一二三くん。私のチームメンバーだ。」

一二三「伊弉冉一二三っす!よろろ!Aっち、ひふみんって呼んでね!」

『ひふみん……?』

一二三「そそ!あ。ちょっと待っててね!お粥作ってくるから!」

寂雷「あれ、一二三くん。スーツ着てないじゃないか!」

一二三「え?あ、ほんとだ………ぁ?車で来たから忘れてた。君は女の子だよね?」

寂雷「Aちゃんは大丈夫そうだね。一二三くんお粥、お願いね。」

一二三「はい!」

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カイア♪(プロフ) - 千さん» ただいまです♪こちらこそ、よろしくお願いします! (2019年7月10日 16時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おかえりなさい、待ってました。凄くわかります。中々会えないですからね。楽しい毎日過ごしたと思います。無理せずこれからもよろしくお願いいたします。 (2019年7月10日 16時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - mokさん» お待たせしてすみませんっ!ありがとうございます! (2019年7月10日 13時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - 立花さん» ありがとうございます! (2019年7月10日 13時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
mok - おかえりなさい!待ってました!これからも気長に待ってます! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 0d659a75c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カイア♪ x他1人 | 作成日時:2019年5月9日 20時

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