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No,27 ページ27

「あの、Aの意見も少しは聞いてあげたらどうですか?」







いろんな気持ちを抑えてあくまで冷静に言えば






「あぁ?別にいいんだよ俺が辞めさせるって決めたんだから」






と突っぱねるように言い返されてしまった






「だからそれは貴方の意見であって彼女の意見ではありませんよね?」






「いやこいつも心の中では辞めたいと思ってるよ、なぁ?お前体悪いし」







「……体悪い?Aそれどういうこと」






男の言う言葉が引っかかってAに聞いてみれば目を見開き顔を真っ青にして固まった。







「A?顔色悪いけど、、、まさか本当にどっか悪いの?」






「ん?あぁ、、なんでもない、この人の言うことは聞かなくていいし」







「そうなの?」


 





完全に納得したわけではないがもうこれ以上は聞かないでくれと








目が訴えているようで深入りするのはやめた







「やめたいよなこんなグループ」






「え、、、?」






「なぁ?」







薄く笑みを浮かべてそう言う男は意見を聞いていると言うよりかは







何かで脅し、答えを強要している。そんなふうだった







「……うん」






男からAがなにを感じ取ったのか、わからないけれど






控えめにうなづいた彼女は何かに怯えているような気がした。







「A?なんで?辞めたいなんて嘘だろ?」






そう聞けば少しの沈黙の後、何かを決心したように顔を上げた彼女は言い切った





「うんん、辞めたい」





「なんで?」






「ごめん、もうしんどいの、いろいろさ
無理してやってたけど本当はずっと辞めたかったの」








「辞めたかった?嘘だ」

「本人が言ってるのに?」







彼女が言っているのは本心じゃないと思ってそういえばすぐさま返された言葉







顔をみれば笑みを浮かべて彼女はおれを見つめていた。






それはおれを嘲笑っている笑顔?






それとも自分を笑っている笑顔?






普通このシュチュエーションならば嘲笑っていると感じる方が正しいんだと思う。







でも、どうしても自嘲的な笑みを浮かべているようにみえるのは








おれの希望的観測に過ぎないのかな?

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玲香(プロフ) - 果梨さん» ご丁寧にありがとうございます。紅一点ちゃんの1はまだもう少し続くので公開されるのを待っていてください。また、2の方も順番に公開していく予定なので気長に待っていただけると幸いです。 (2020年8月31日 21時) (レス) id: c097302469 (このIDを非表示/違反報告)
果梨 - 初めて拝見させていただきました。紅一点ちゃんの秘密の続きを見たいのでパスワードを教えてください。お願いします。 (2020年8月31日 14時) (レス) id: 00f640502d (このIDを非表示/違反報告)
uika 0924 - 山田君がいいです! (2018年2月10日 10時) (レス) id: 2d90e81cc7 (このIDを非表示/違反報告)
大ちゃん - 山ちゃん (2017年12月30日 15時) (レス) id: 3ad28004fa (このIDを非表示/違反報告)
ありるん みはるん - とても面白いです! ただ誰がしゃべっているのかわからないです。 (2017年12月30日 11時) (レス) id: 33bf8398df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:玲香 | 作成日時:2017年3月21日 17時

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