紅一点ちゃんの秘密

No,15 ページ15

「A今日こそご飯に、、！ていうか打ち上げ！」





「ごめんね？」





ほぼ毎回、ご飯に行く時は誘ってくる皆んなだけど私は相変わらず断る。






今日は番組の打ち上げだそう。






そんな事を言われたらなおさらいこうとは思いませんね？






基本的に打ち上げと言われればついて行くことには






ついて行くこともあるけれどほとんど参加はしない。






「早くから仕事があるので先に帰らせていただきます。」や「気分が悪いので」

そうスタッフさんに少し酔いが回って来た頃に伝えてから

そそくさと帰るというのが私の今までの打ち上げ回避ほう。






まぁそもそも打ち上げはあんまりやらないからそういう方法を取る機会は少ないのだけれど。






「またぁ？今回はなんで〜？」






「え？んー用事？？」





「え"っもう、なんか酷いよね」






不満そうに嘆く有岡氏に笑顔でそう言ったら少しだけ怒ったように







眉をひそめながら「でも今日は予定ないって言ってたよね？？」そう言った






そんなこと言ったっけ？と思い今日1日の言動を振り返ってみれば







確かにそんなこと言ったような記憶が、、、、






…………私としたことがっ！！







頭を抱えて少し大げさに焦った顔をすれば







「Aそんなに嫌なの？」







なんて言って裕翔が笑いながら入って来た







「大ちゃんさっき【今日だけは絶対にAのこと逃さない！】
って意気込んでたから多分絶対引き下がらないよ？」







なんでそんなにも意気込んでいるんだ？







「それに今日は珍しくこの番組での打ち上げなんだから観念していこうよ」






途中で説得に参戦して来た雄也も加え３人にいわれて結局今日は私が折れた。







「わかったよ、、、」







承諾の言葉を張った瞬間みんなが「やった〜！！」と声を上げたのを見て







本当は嫌だったけれどそんなにも喜んでくれるならたまには言ってもいいかな？







そんな事を思ったのはみんなには秘密。

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