仮面の裏に全てを隠して〜ym×in〜

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「気づいてあげられなくて、ごめんね」






眉を下げて本当に申し訳なさそうに謝ってくる大ちゃん






「こっちこそごめん、、」






悩みを打ち明けられなくて不安にさせてしまったこと、






少しでも怪訝そうな目で見られるのではないか？と疑ってしまったこと、、






いろんな想いをのせて言ったことば……






全部が伝われ！なんて思っていない、でも少しでも届いてくれたらいいな、、、






お互いに謝りあった後は作戦会議！






何故だか俺と山田をくっつけようと必死に考えてくれる大ちゃん。






そんな大ちゃんに思わず笑みが零れる






「何笑ってんの」なんて軽く睨まれたけれどいい友達を持って本当に良かった。







2人でああだこうだ言いながら考えた作戦、






正直うまくいく気なんてこれっぽっちもしないけど







「頑張れ！」って応援してくれる人が1人だけでもいることは






俺にとってはすごく心の支えになるんだ






そろそろお開きにしようか？なんて言い出した頃






突然鳴り出した携帯電話。






相手は……






「やまだ、、、」






思わず呟いた俺の言葉に反応した大ちゃんは






「出なよ」そう言って気を利かせてくれたのかお会計をしてくると席をたった







やまだからの電話に対して高鳴る鼓動






そしてそれと同時にキュッと締め付けられてどうしようもなく苦しくなる胸。。。






意を決して電話に出てみれば向こうからは愛しい人の声が聞こえた。

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