40,side-K ページ40
ぽろぽろと溢れ出してきた涙。
そんな俺を見て山田がそんなに嫌だった?と落ち込んだ様子で謝ってきた。
違う。
そんなんじゃない、嬉しいんだ。
ずっとずっと、大好きだった。。
それでも、迷惑になるかもしれないだとか
振られて今の関係すらもなくなってしまったらだとか
いろんな感情が邪魔して伝えることが出来なかった想い。
嬉しい、ありがとう、、、俺も好き
伝えたいのに溢れ出してくる涙のせいで視界はぼやけて好きな人の顔は見えないし
涙とともに出てくるシャックリのせいでうまく喋ることが出来ない。
「ごめんね」嫌で泣かれているのだと勘違いをしている山田に
それだけは違うことを伝えたくて全力で頭を振った。
「ヒック、、ちが、、ちが、、ヒッ」
あぁ涙なんてシャックリなんて止まればいいのに
「ヒック、、す、、ヒッ、、す、、うぅ〜」
どうしても言えない。
なぜだか言葉が喉につっかえて出てこない
山田に対するこの気持ちは紛れもなく本物なのに
「うぅーうぅ〜ヒッヒック」
ボロボロと涙が零れ落ちてもう止めることなんてできなくて
そんな俺の背中を黙ってさすってくれる山田。
温かい手のひらがなぜだかとても落ち着いて
少しずつ涙は止まっていった。
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ふるは(プロフ) - やまいの。とても幸せでした。幸せな時間をありがとうございます。知念ちゃんもナイスなアシストでした。 (2019年4月2日 17時) (レス) id: e713ca3791 (このIDを非表示/違反報告)
玲香(プロフ) - 白米と猫さん» 確かに知念くんのお願いを断れる人はいなさそうですよね(笑)コメントありがとうございます! (2016年12月22日 17時) (レス) id: c097302469 (このIDを非表示/違反報告)
白米と猫(プロフ) - 知念くんナイス!!さすが(笑)知念のお願を断れる人なんていないだろうなあ(笑) (2016年12月19日 18時) (レス) id: f122806c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玲香 | 作成日時:2016年12月17日 12時