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海「紫耀の家、竹あるのー？」
紫「さすがにない笑」
海「ペットボトルつなげるのー？」
紫「残念、機械なんだなー」
海「せっかくならさー
作ろーよー」
彩「いいじゃんつくろ！」
廉「すぐ食いたいねんけど、」
彩「いいじゃんー笑」
廉「なあー？A」
なんでそこで私にふるのー、
って思ったけど、
みんなと少しでも長くいたいし、、
「作ろうよ！」
廉「がちかー笑」
紫「んじゃ作ろー！
まだみんな一緒にいたいっしょ、笑」
「うん、」
って無意識のうちに
言ってた。
そんなつぶやきを紫耀くんは
聞き逃さないで、
にこってしてくる、
今日は帰さないよ、って
私が言いたくなっちゃう。
少し経つと、
両手にたくさんのペットボトルを抱えて
男の子三人が戻ってきた。
彩「そんなにいっぱいあったの？」
海「紫耀、何でも屋さんだから〜」
紫「何でもじゃないけど、笑
とりあえず始めよっか」
たくさんのペットボトルを
洗って、拭いて、
カッターで切っていくという作業をして、
それをテープで止めて、
一階の窓の端にとりつけて、、、
っていう作業は
5人でやったからすぐにできちゃった。
作業中、
せっかく作った台に躓いて
端っこを壊しちゃう海人くんとか
そんな海人くんを
微笑ましく見て、
一緒に直してる彩ちゃんとか、
うまくカッター使えない廉くんとか、
ずっと近くで作業してくれる紫耀くんとか、
あっという間の時間が
とても濃くて、
あつくて、
溶けちゃいそうだった。
そして、
" 完成〜！ "
という大きな声が
パーンとはじけた。
最初に流す役目は
やっぱり紫耀くん。
自分は食べないで、
美味しい〜？とかって聞いてる君。
一番君に楽しんでほしいって思ってたけど、
そんな優しい君を感じられる、
大切な時間でもある。
私は紫耀くんのそばに行って、
「代わろうか、？」
って聞いてみた。
紫「ありがと、
ちゃんと食べれたー？」
「うん、ちょっとね笑」
紫「ちゃんと食べなきゃー笑」
「紫耀くんもお腹空いたでしょ？」
紫「うん、笑」
「紫耀くんこそちゃんと食べてよー！
私代わる！」
ちょっと強引だったけど、
紫耀くんが美味しそうに食べるとこ、
みたいから。
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作者名：嶺花 | 作成日時：2020年10月15日 1時
