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当たり前のように車道側を歩く君に
再び恋しそう。
何度だって恋をしたい。
何年だって想い続けたい。
そんな儚い願いは、
少し高くなった太陽に
きれいに吸収されていくみたいだった。
紫「みんな起きてるかな、？」
「んー、彩ちゃんは起きてそう」
紫「今日は何しよっか、」
「まだしたことない、
夏らしいこと、」
紫「夏らしいこと、ね、」
「あ、ううん、
気にしないで、！」
紫「あ！」
「びっくりしたー笑」
紫「見つけた！夏らしいこと！」
「え、なに！？」
紫「さあ行こ！」
目的がわからないまま
連れ出される。
なにするのかな、
どんなドキドキが味わえるのかな、
ウキウキというか、
ドキドキというか、
ちょっぴり緊張した。
紫「起きろーー！」
廉「......んあ？」
まだみんなは寝てるみたいだった。
ぴったりくっついていた彩ちゃんと海人くん。
でもいつの間には真逆の立場になってて、
海人くんが
彩ちゃんをぎゅっと抱きしめていた。
一方、廉くんは
とっても無防備な姿。
Tシャツの隙間から薄っすら見える腹筋に
心臓が締め付けられる感覚に陥った。
まだ眠い目を擦りながら、
ゆっくり起き上がる廉くん。
寝癖までおしゃれで、
かっこいい。
そんな無造作な感じ、
嫌いじゃないよ、
ぽかんとした顔で見つめていたら、
廉「、おはよー
何見とんねんー」
って少し伸びながらいう。
廉くん、寝起きだと
こんなに隙だらけなのか。
「おはよ、笑
見てないよー」
廉「あかんわーー」
そう言って、
また布団に寝転んで、
二度寝を始めるみたいだった、
「廉くん、寝ないでよー」
って言ったけど、
廉「起こしてやー」
って、甘い声出すんだもん、
わざと無視しなきゃ、
心臓がもたなかった。
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作者名：嶺花 | 作成日時：2020年10月15日 1時
