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廉「ゆったな〜笑
ずっと俺に愛される覚悟、
できとるんやな」
うん、
できてる、
気がする。
でも、
私には、
みんなの言う一生なんて存在しないから。
うまく伝えなきゃいけないけど
私には言葉が足りないみたい。
「一生ね、」
廉「おん、」
「あのね、
私、
不思議な夢見たんだ。」
突然何言い出してるんだろ、私。
って思ったけど
聞いてほしいな。
なんか廉くんたちと関わってる気がするから。
廉「どんな夢なん？」
「えっとね、
私、ひとりぼっちで
砂浜にいるの。
それでね、
手をこーやってやると、」
廉「こーね、」
手でフレームを作ると、
廉くんも真似して作ってくれた。
あ、私のより大きい、
「あ、それでね、
そしたら、
男の子が現れるんだけど
どこかで
あったことがある気がする子なんだけど
このフレーム越しじゃないと見れなくて、
この手を下ろすと消えちゃうんだ。」
廉「その男の子、
紫耀だったりしやんの？」
「んー、
顔がはっきり見えないんだ。
でも、
向こうは私を知ってるっぽいし、
私もなんとなく気になるの。」
廉「そーなんかー」
「それでね、
今日は、
何人かの子たちがね
水やりしてたんだ」
廉「何に？」
「お花、かな？」
廉「そーなんねー
不思議な夢やんな」
「うん、そうなんだよね、」
廉「作ってみる？」
「え？」
廉「一緒に、フレーム」
「…うん、」
廉「はい、」
そう言って、
私の右手と
廉くんの左手がぴったりくっついて
1つのフレームができた。
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作者名：嶺花 | 作成日時：2020年10月15日 1時
