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飛「二人きり、って思いたかったんだ」
「え？、」
飛「俺らさ、二人でいることは多かったけど
二人きりって少なかったじゃん」
「まだちっちゃかったしね、」
飛「広い海見たらさ、
大きい世界でで、Aのこと
ひとりじめできてるって思えるなって」
「小さい時にそんなこと考えてたの？」
飛「今も、思ってる」
「またなれたね、二人きり」
飛「ううん、まだかな」
「え、だってほら、」
飛「俺、なんとなく分かってるから」
大丈夫だよ、無理して忘れなくても
そう言ってくれているような目で
私を包んでくれた。
飛貴にはわかるのかな、
何でもお見通しなのかな。
もし、飛貴と恋人同士になりたいと思うのなら、
あの人のこと忘れるか、
ちゃんと話さなくちゃいけないって分かってる。
だけど、今は言うべきじゃない。
飛貴との時間を
私のよくわからない感情のせいで
無駄に消費したくない。
だから、もうしばらくは
自分の中で消費しよう心に決めた。
人を好きになるって難しいし、苦いんだね。
叶った恋は、どんな味がするのかな。
つい、困ったような
迷っているような顔を浮かべてしまった私の肩に
飛貴は、優しく腕を回してくれた。
飛「はい、これ」
「……貝殻？、」
飛「ずっと仲良しでいようね」
「うん！笑
ありがと！」
飛「俺に守らせてね」
「私だって飛貴のこと守る」
飛「ありがと、笑」
「なんで笑うの！」
飛「強そうだな〜って思って」
「うるさー」
飛「はいはい、ごめんね笑
Aだから、守りたいんだからね」
女の子って言ってみたり、
Aって限定してみたり、
本当に飛貴ってやつは……
こんなに急に好きにさせないでよ。
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嶺花(プロフ) - 涼杜兄妹さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて幸いです！これからも涼杜兄妹様の毎日を少しでも彩れるような作品を更新できるようにがんばります。引き続き、花ことばをよろしくお願いいたします。 (2021年3月2日 6時) (
レス) id: 0b548f27c5 (このIDを非表示/違反報告)
涼杜兄妹(プロフ) - お待ちしておりましたー！！楽しみにしております！ (2021年3月1日 22時) (レス) id: a89c13a921 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺花 | 作成日時：2021年3月1日 21時
