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出会いは夏。



少しだけ明るい髪色に
程よく着崩した制服、



どこかを見ているようで
どこにも感情を置かないような君。







いつも入口付近に立つ私の向かい側で
ちょっとだるそうにしている時もあれば、
真面目に単語帳を広げている時もあった。



特に部活終わりの帰りの電車では、
腹減った、って言っているのが
聞こえてくるような感じ。


彼が部活に熱中してるところ、
見てみたいと何度思ったことか。





同じ電車に乗っている、
ごく僅かな時間でみせてくれる
様々な表情に
いつの間にか惹かれていたらしい。

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作成日時：2021年2月14日 23時

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