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学年が上がると、
クラスは離れてしまい、

成績順でわけられる、
数学と英語のクラスでしか
君と同じ空間にいる時間はなかった。




幸運なことに、
私の出席番号は、3組の後ろ。

君の出席番号は、4組の前だったので、

偶然、席は隣だった。



だから、
ペアワークやグループ活動のときは
机をくっつけることができた。



ラッキーと思っていたのは
私だけかもしれないが、

それでも私は、
確かに君のことが好きだった。





あの雨の日から、
特に進展がないまま
1年、過ごしてきたが、


私は君を "飛貴くん"

君は私を" Aちゃん "


と呼び合う関係は
変わらずに残っていたことを
嬉しく思う毎日だった。

7→←5



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作者名:嶺花 | 作成日時:2021年1月26日 18時

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