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駅につくと、


『同じクラスですよね。


 名前は?』


「Aです。」


『俺は、浮所飛貴です。


 よろしくね、一年。』



「はい、


 よろしくね、」




『じゃあ、また明日。』


「また明日。」




敬語混じりの甘酸っぱいやりとりをして、
その場で別れた。



改札に向かう君の片方の肩は
雨でびしゃびしゃになってしまっていた。





その姿に、

一目惚れ、と気付かされ、

その初恋を
今でもひきずっているってわけだ。

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作者名:嶺花 | 作成日時:2021年1月26日 18時

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