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照りつける太陽が
さり気なく時の経過を教えてくれる。
紫「そろそろ行こっか」
「そうですね、」
そうして立ち上がった後に
砂浜に残ったままの
私たちの足跡は
あと何時間後かには
消えてしまうと考えたら
とても寂しかった。
最後にもう一度、と言って
海水の冷たさに触れ、
これからもっと暑くなるであろう海に
お別れを告げる。
その温度は
あと何回繰り返されるのかな。
これで最後だったのかな。
私は、紫耀さんの車に乗り込み、
静かなエンジン音と共に
再出発した。
その海から
目的地である花の業者までは
10分程だった。
紫耀さんは、着いたらすぐ
後部座席のシートを全て倒していたので、
帰り道は
様々な花の香りに包まれることを
簡単に想像できた。
紫「ちょっと話してくるけど
一緒に来る？暑いでしょ、外」
「あ、いや、
そっちの広場にいてもいいですか？」
紫「そっか、すぐに戻るから
変な人についていったらだめだよ？」
「はい、わかってます、笑」
紫「ふは、笑
じゃあ行ってくるね」
「行ってらっしゃい」
手を降る紫耀さんを見送り
私は、車をおりたときに目についた、
海の見える広場に足を運んだ。
そこには
木のベンチが2つあり、
その片方に腰をかけた。
ついさっきまでいた砂浜を見ると、
見覚えのあるカップルやサーファーがいて
なんだか嬉しくなった。
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椿茜(プロフ) - 名前変換が出来ていないので、確認と訂正の方よろしくお願い致します。 (2021年3月3日 8時) (
レス) id: ffddcc42e3 (このIDを非表示/違反報告)
椿茜(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただいていたのですが、5月のページのところに出てくる奈々葉でしたっけ？誰ですか？ってなってしまいました。 (2021年3月3日 8時) (レス) id: ffddcc42e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺花 | 作成日時：2021年1月15日 20時
