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その眩しさから目を背けるように
視線を下ろすと、
小さめのカードの存在に気づく。
そのカードを拾って、見てみると
『分からないことがあったらいつでも』
という言葉と、連絡先が書かれてあった。
私はすぐにスマートフォンを取り出し、
その連絡先を入力し、
電話をかけてしまっていた。
紫「もしもし？」
「あ、もしもし、Aです」
紫「Aちゃん！どうした？」
「お礼と、分からないことあって、」
紫「押しつけたみたいになっちゃったのに
受け取ってくれて、こっちがありがとうだよ
分からないことって？」
「大切にしますね、ありがとうございます
あ、分からないことは」
私のことどう思ってるか、なんだけど。
そんなこと言えるわけないから、
「やっぱり、今度あったときでいいですか？」
紫「勉強？」
「あ、はい、勉強です」
そう、咄嗟に嘘をついた。
紫「うん、わかった
いいよ」
「紫耀さんが空いてる日で大丈夫なので、
分かったら教えてもらえますか？、」
紫「了解！じゃあ俺から連絡するね」
「すみません、ありがとうございます」
紫「じゃあそろそろ寝よっか」
「夜遅くにごめんなさい、」
紫「ううん、待ってたよ
連絡ありがとうね、おやすみ」
「はい、おやすみなさい」
また、約束を交わせたことを
嬉しく思い、
その思いをぎゅっと抱きしめた。
ゆったりとした話し方と
大好きな優しい声で
一日の締めくくりができる日が来るなんて
全く予想してなかったな。
それに、
この胸のドキドキの正体に
気づかざるを得ない日がくるなんてことも。
その日の夜空だけが知る、
私の心を
明日の夜空は
これっぽっちも分からないのかもね。
儚いほどきれいな花は
花開くのか、
それとも散ってしまうのか、
その未来を知ることを恐れて、
わざと未来の夜空には
内緒にしていたのかもしれない。
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椿茜(プロフ) - 名前変換が出来ていないので、確認と訂正の方よろしくお願い致します。 (2021年3月3日 8時) (
レス) id: ffddcc42e3 (このIDを非表示/違反報告)
椿茜(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませていただいていたのですが、5月のページのところに出てくる奈々葉でしたっけ？誰ですか？ってなってしまいました。 (2021年3月3日 8時) (レス) id: ffddcc42e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺花 | 作成日時：2021年1月15日 20時
