君日記 ( Ⅲ ) (ページ28)

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まさかこのタイミングで

気づかれるとは

全く思っていなかった、

そして、

みんなが覚えているかもしれないという期待が

どんどん膨れていくと同時に

もう終わりが見え始めていることに

寂しさが隠しきれなくなった

何度も

会いたかったを繰り返す彩ちゃん、

「私も会いたかったよ、、」

彩「、全部わかった気がする、！」

「....え？何を、？」

彩「、、内緒！

　もしかして、

　あの夏から紫耀のこと、？」

「、彩ちゃん、するどいよー」

彩「え、気づいてないの、

　私だけだった、？」

「ううん、彩ちゃんが1番」

彩「えぇ！うれしい、！

　じゃあ、紫耀と廉、

　どっちが先に気づくかだね！」

「気づいてくれるかな、」

彩「当たり前じゃん！

　みんな待ってたから、、」

その言葉が一番嬉しかった、

毎年来る夏の間に

私を思い浮かべてくれる時間があった、

そう考えるだけで

胸がドキドキした

彩「その貝殻の裏みてみて、？」

その貝殻の裏側には、

あるものが書かれていた、

彩ちゃんらしい、

夏らしいものだった。

彩「Aちゃん！

　私と約束してね、

　紫耀と幸せになるって、」

そんな約束、

果たせる未来は

雲で覆われているけど

今日からまた、

新しい夏が始まったような、、、