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大ちゃんからの突然のお誘いに頭がフリーズした。
乾杯しませんかって、一緒にって事？
そりゃもちろん嬉しいけど。
大「あ、やっぱだめだった？」
「ううん、そうじゃなくて！
えっと。じゃあ、………………………上がる？」
その言葉を聞いて今度は大ちゃんが目を開いてフリーズした。
私もしかして、間違った？
大「うわ、俺。何も考えてなかった。
そうだよね。乾杯しよって、そうだよね。
あー、ごめん。えー、どうしよう。」
でもなぁ…なんて、1人で焦ったように喋り始めた後
今度は遠慮がちに私の顔を見て問いかけてきた。
大「逆に上がらせてもらっちゃって、いいの？」
「ん？」
大「いや、自分から言いだしといて何だよって感じなんだけど。ほら、俺も一応男だし、さ…？」
「………………………。」
大「Aちゃんがいいなら、俺はお祝いしたいんだけど。」
「……………うん。大丈夫、です。どうぞ？」
大「あ、じゃあ。お邪魔します。」
普通だったらこんな事、絶対にありえない。
増してや顔を合わせたのはたった数分前。
いくら2ヶ月間話してきたとは言え、ありえない事なの。
大「一杯だけ。一杯だけ乾杯したら帰るから！」
でも大ちゃんだけは、私の中で何かが違くて。
少し遠慮がちな彼が微笑ましかった。
そして何よりも、来てくれた事が嬉しかったんだ。
大「当たり前だけど、俺ん家と全部反対だね。」
「やっぱそうなの？」
大「うん。何か変な感じ。」
興味ありげにキョロキョロ見渡しながら入ってきた。
ふふ、なんだか可愛いな。
「適当に座って？」
大「うん。ありがと。」
大ちゃんが座ったのを確認して、私も向かい側に腰を下ろした。
目と目が合って、今になって恥ずかしくなって顔を背けたら、コトンと缶が置かれた。
大「はい、Aちゃんの。」
「ありがとう。」
大「うん。じゃ、乾杯！」
缶をコツンとぶつけて、乾杯した。
１つ年を取って初めて飲むビール。
いつもより美味しく感じたのは、大ちゃんが目の前にいるから？
大「初めましてなんだけど、初めましてじゃないじゃん？俺たち。」
「うん。変な感じだよね。」
最初こそ緊張してたものの、やっぱり大ちゃんとはすぐに打ち解けられた。
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0113skow(プロフ) - 初めまして、ここさんの作品すべて読ませて頂いたのですが、どの作品も本当に素敵です！胸キュンしっぱなしでした！今後もここさんの作品を楽しみに待っておりますね！ (2019年6月8日 12時) (
レス) id: 490f0bac55 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - みんごさん» なんて嬉しい言葉！！遅くて本当ごめんなさい(>_<)頑張りますので、パート2もよろしくお願いします♪ (2019年2月2日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あすかさん» はじめまして！きゅんきゅんして頂けてるのは、私にとって最高の褒め言葉です！更新遅めで申し訳ないですが、引き続き楽しんで下さい♪ (2019年2月2日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 愛貴さん» わーい！にやにや嬉しいです♪移行後もにやにやしてもらえますように！！ (2019年2月2日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - kitchomgunnyariさん» 続きを楽しみして下さって嬉しいです！この先は少しもどかしくなるかもしれませんが。楽しんで頂けたら♪ (2019年2月2日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年11月14日 18時
