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先にシャワーを浴びさせて貰って、髪も乾かさずぼーっとしてた。
私、本当に大ちゃんの彼女になったんだって。
好きって言ってくれた。
ついさっきの事なのに思い出すだけで、胸の奥がきゅんとする。
濡れた髪をタオルで拭きながらお風呂場から出てきた大ちゃん。
海に行った時とは違う、艶っぽい感じが妙に色っぽくて直視出来ない。
大「あー。ちゃんと乾かさないと風邪ひくじゃん。」
「大丈夫、」
大「こっち来て。」
ドライヤーを持って近付いて来て、指差されたのは大ちゃんの足の間。
これってもしかして、乾かしてくれるって事？
「じ、自分でやる。」
大「だめ。ここ。」
あっという間に腕を掴まれ、足の間に座らされる。
いくよ？って声を掛けられるとドライヤーの風が当てられた。
最初こそ緊張してたものの、絡まないように優しく乾かしてくれるのが気持ち良い。
他の女の子にもやってたのかなって、その手つきに嫉妬しちゃう。
「なんか慣れてる…。」
大「そんな事ねえよ。」
「…………みんなに、やってた？」
大「やってないって。兄貴んとこの姪っ子の髪は乾かしてあげたりはするけど。」
「ふーん。」
大「あ、信じてないな？まあ、遊んでたのは事実だからそう思わせちゃってるのは俺が悪いんだけど。でもね、彼女でもなんでもない女の子にはそんな優しくしないよ。」
大ちゃんがそう言うなら、信じよう。
一つ一つに嫉妬してたらキリがないもん。
大「ヤキモチ妬いてくれたんだ？」
「ごめん。」
大「嬉しいよ？そんだけ俺の事好きだと思ってくれてんでしょ？かーわいいなぁ。」
後ろからぎゅーっと抱きしめられて、嬉しそうに笑った。
大「俺だって嫉妬すんだよ？元カレはさ、まだ俺の知らないAを知ってるわけじゃん。」
「でも、もう過去の事だよ。」
大「過去でも。だからこれからのAは全部俺が貰うから。」
あげるよ、全部。
こんなに好きになったのは貴方が初めてだもの。
だから、振り返って私からキスをした。
大「あー…………、もう。」
「わっ、」
次の瞬間。
景色がぐるりと変わり、見えるのは大ちゃんの顔と天井だけ。
背中はぴったりカーペットにくっついてる。
大「我慢してんのにそういう事するから。」
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びあ(プロフ) - 大ちゃんのお話で1番好きです。ほんとにキュンキュンして胸が苦しくなってほっこりして、とても素敵なお話でした。お疲れ様でした。 (2020年8月27日 21時) (
レス) id: d37a0a2ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 更新、そして完結おめでとうございます！とてもいい話でした。次の作品も自分のペースで頑張ってください！次の作品も必ず読みます。お疲れ様でした。 (2020年5月9日 23時) (レス) id: 4ae9612484 (このIDを非表示/違反報告)
yuyuna(プロフ) - 完結おめでとうございます！ここさんのお話大好きなので、次回作楽しみにしてます！ (2020年5月9日 22時) (レス) id: 32bafa01fb (このIDを非表示/違反報告)
＊ 白 雪(プロフ) - 完結おめでとうございます！！言葉で表せないくらい最高でした（ ; ; ）キュンキュンが止まりませんでした… (2020年5月9日 20時) (レス) id: 63aa7c8cbf (このIDを非表示/違反報告)
もな(プロフ) - 最高のお話ありがとうございました！更新楽しみにしていたのですが、終わってしまうとなると少し寂しいです...。また次回作も楽しみにしています！これからもここさんのペースで頑張ってください！ (2020年5月9日 18時) (レス) id: 2da783b6ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年3月12日 20時
