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＊「よっ。」
「本当に一緒だったんだ！」
＊「だから言ったじゃん。」
まだ大ちゃん達が来てない教室。
授業が始まる前に楓と話していると、近寄って来た男の子と言葉を交わす。
楓「誰あれ？」
「他の授業で一緒になったの。この授業も一緒だよって言われて。」
楓「へぇ。で、連絡先聞かれたんだ？」
「まあ、そうだけど…。別にそれだけ。」
楓「それだけ、ねぇ。」
この日から時々近くの席に座るようになった。
その度に話し掛けられたり、ちょっかい出されたり。
今日もまた前の席に座って授業中だと言うのに振り返って話し掛けてきた。
適当にあしらっていると机の上のスマホが震え、メッセージが届いた。
【大貴：おーい】
【大貴：ひまー】
立て続けに送られてきた2件のメッセージ。
暇ってなによ、暇って。
大ちゃん達の方を見ると、今度はクマが項垂れてるスタンプが送られてきた。
【A：ひまじゃないでしょ！授業中！】
【大貴：つまんないんだもん】
【A：たまには真面目に受けなさい】
【大貴：Aだって喋ってんじゃん】
もう一度大ちゃんの方を見るとニヤッと笑った顔。
少なくとも大ちゃんよりはちゃんと授業受けてるもん。
返事を返そうとすると、また前から話し掛けられる。
＊「あのさ、この前の＿＿＿＿＿＿。」
話し掛けてきたのとほぼ同時。
スタンプがいっぱい送られてきた。
もうなんなの、って思うけど好きな人からは結局何だって嬉しい。
＊「聞いてる？」
「あ、ごめん。なに？」
＊「ひでぇ。笑」
楓「はいはい。もう前向いてー。あんたのせいで先生に目付けられたらどうしてくれんのよ。」
楓に言われて大人しく前を向いてくれた。
すると、さっきまで送られてきていたメッセージの返信も心なしかゆっくりになった気がする。
楓「誰とそんな連絡取ってるんですかー。」
「大ちゃん。見て、このスタンプの数。」
楓「うっざ。笑」
「ふふ、でも嬉しい。」
こんなやりとりが数回続くようになった。
楓じゃない誰か別の男友達と授業中話してたり、たまたま会った男の子と一言二言話している時にタイミング良く大ちゃんからメッセージが届く。
まるで、私が別の人と話すのを邪魔するかのように。
偶然？それともわざと？
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びあ(プロフ) - 大ちゃんのお話で1番好きです。ほんとにキュンキュンして胸が苦しくなってほっこりして、とても素敵なお話でした。お疲れ様でした。 (2020年8月27日 21時) (
レス) id: d37a0a2ac7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - 更新、そして完結おめでとうございます！とてもいい話でした。次の作品も自分のペースで頑張ってください！次の作品も必ず読みます。お疲れ様でした。 (2020年5月9日 23時) (レス) id: 4ae9612484 (このIDを非表示/違反報告)
yuyuna(プロフ) - 完結おめでとうございます！ここさんのお話大好きなので、次回作楽しみにしてます！ (2020年5月9日 22時) (レス) id: 32bafa01fb (このIDを非表示/違反報告)
＊ 白 雪(プロフ) - 完結おめでとうございます！！言葉で表せないくらい最高でした（ ; ; ）キュンキュンが止まりませんでした… (2020年5月9日 20時) (レス) id: 63aa7c8cbf (このIDを非表示/違反報告)
もな(プロフ) - 最高のお話ありがとうございました！更新楽しみにしていたのですが、終わってしまうとなると少し寂しいです...。また次回作も楽しみにしています！これからもここさんのペースで頑張ってください！ (2020年5月9日 18時) (レス) id: 2da783b6ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2020年3月12日 20時
