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前よりも遥かに距離が近くなって、もしかしたら少しは良いなって思ってくれてるのかも…
なんて、そんな風に1人で舞い上がってた。
でも実際は、全然そんなんじゃなかった。
楓「頭いたーい。」
「大丈夫?」
昨日飲み会だったという楓は隣に座るなり、机に体を突っ伏した。
飲み過ぎた次の日はいつも休むか遅刻して来るのに、ちゃんと来るなんて珍しい。
いやでも。
よく見たら、昨日と同じ服着てる。
という事は、
「昨日帰ってないの?」
楓「終電逃した。」
「で、どうしたの?」
楓「……………友達の家に泊まった。」
「もうー。だから飲み過ぎちゃだめだっていつも言ってるじゃん。」
楓の友達を全員知ってるわけじゃない。
誰と飲んだか、誰の家に行ったかなんて報告し合うわけじゃない。
この時は特に気にも止めてなかった。
でも、教室に入ってきた彼の発言で頭が真っ白になった。
大「楓!お前ウチにこれ忘れてったろ。」
どういう、事。
楓が言ってた友達の家って、大ちゃんのお家なの…?
楓「………だ、いちゃん。ごめん、ありがと。」
大「お前これなかったら家入れねえだろうが。」
そう言って手渡されたのは、楓の家の鍵が付いたキーホルダー。
受け取ると大ちゃんは何事もなかったのかのように、みんなの所に行ってしまった。
私と楓の間に気まずい空気が流れる。
楓「あの、ね。昨日、潰れて大ちゃん所泊まって。でも、私だけじゃなくて。他にもいたから、」
「うん。別に、いいんじゃない?」
楓「本当、何もないから。酔ってたけど、それだけは誓える。」
「別に、大丈夫だよ。」
楓「でもっ、Aの気持ち知ってるのに、」
「大丈夫だって。ね?ちょっと、びっくりしただけ。」
楓の言う事だもん、間違えはないだと思う。
それに大ちゃんの彼女じゃないから。
家に誰を連れて行こうが、誰と何しようが。
文句言う権利なんてどこにもない。
私にしてくれたみたいに、抱き寄せて眠ったのかな。
このやるせない思いと嫉妬心を誰に、どこにぶつけたらいいのか迷子になってるだけ。
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ここ(プロフ) - いくさん» いい所を持ってくんですよねえ、大ちゃんは。移行完了したので続きもぜひっ☆お待ちしてます! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキなタイミングで大ちゃん出てきた!!続きが楽しみです。 (2020年3月10日 19時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きっちょむさん» わーい!きっちょむさんがキュンキュンしてくれてるー!またモヤモヤもありますが、きゅんきゅんも待ってるので♪ (2020年2月16日 18時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - ここさーん!キュンキュンが止まらないですよー!!更新が楽しみです♪ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Suzunecoさん» 嬉しいですー!ありがとうございます♪気持ちが行ったり来たりで忙しいですよね(^_^*)また見に来てください♪ (2020年2月15日 16時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここ | 作成日時:2020年1月18日 17時