恋情ロマンチック

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飲み始めて数時間。
お酒も結構進みそこそこ酔って来て、頭もふわふわしてる。




高「追加で買いに行くか。」


大「だな。まだ飲むっしょ？」


伊「よーし！じゃあ、じゃんけんで負けた2人が買い出しな！」




女2人が負けたらどうするつもりなのよ。
まあ、どうにでもなるか。
いのちゃんの掛け声で始まったじゃんけん。




「「あ、」」




私と、もう1人。
パーを出して負けた人。




伊「なんだよ、そこの2人かよ。」


高「げ。まじかよー…。」


楓「いってらっしゃーい！」


大「……………………、」




買い出しに行く事になったのは、私と雄也くん。
外の空気に当たれば、少し酔いを覚ませるからちょうど良かったのかも。
靴を履いて、アパートの階段を降りた時。




高「やべ。携帯忘れてきた。」


「取ってくる？」


高「ちょっと待ってて。すぐ戻ってくるから。」


「ここ居るね。」




階段を駆け上がって行った雄也くん。
待っている間、先ほどスマホで撮った写真を眺める。
楽しそうだなぁ。


物の数分で階段から降りてくる足音が聞こえ、顔を上げるとそこには。




「え？」


大「俺が行く事なった。」




雄也くんじゃなくて、大ちゃんが目の前にいた。




「なんで？雄也くんどうしたの？」


大「俺、買いたい物あってさ。」


「あ、そうなんだ。」


大「………………高木のが良かった？」


「ちが！そうじゃなくて。雄也くんが来ると思ってたから、驚いただけ。」




だって、まさか大ちゃんが来るなんて。
心の準備何も出来てない。
酔ってて良かったのかも。




大「行くぞー。」




歩き始めた大ちゃんの背中を追いかける。
他愛もない話をしながら歩く夜道。
好きな人の横に居られるのは、やっぱり嬉しい。
今この時間は大ちゃんを独り占め出来るから。




「ね、コンビニ過ぎちゃったよ？」


大「もう少し先にディスカウントストアあるから、そっち行こうぜ。」

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