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ご飯を食べ終え、明日もみんな授業があるからと帰宅する事に。
今度は私が助手席に座り、大ちゃんをお家まで送ってから帰ることになった。




高「来週、有岡くん所でいいの?」


大「俺は全然いいよ。」


高「Aは大丈夫そう?」


「うん。バイトもお休みにしてるし行けるよ。」


大「決まりだな。あいつらも大丈夫しょ。」




来週の金曜日に、私たち3人といのちゃんと楓の5人で大ちゃんのお家で宅飲みする事になっている。
初めて行くし、内心楽しみで仕方ない。




大「高木運転ありがとな。Aの事ちゃんと家まで送ってけよ。」


高「はいはーい。」


大「じゃ、また明日なー。」


「おやすみ、大ちゃん。」



パタンと閉められた後ろのドア。
助手席側の方に回って窓の向こうで手を振ってくれてる。
おやすみ、と告げ車が走り出した。




高「俺、気づいちゃったんだけどさ。」


「気づいた?なに?」


高「お前好きだろ、有岡くんの事。」


「っ!」




何を突然言い出すのかと思ったら。
びっくりしすぎて言葉がすぐに出てこない。
うそ、なんで、どうして。
動揺する私を横目で見て、クスクス笑ってる。




「……………え、なんで?」


高「なんとなく、そうかなーって。有岡くんの隣に座ってるA見て、俺とか伊野尾くんにする顔と何か違うなって思ってさ。
お酒でごまかそうとしてたけど、ちょっとした事で赤くなるし。
この前の授業の時だって、すっげー嬉しそうにしてたじゃん。」


「恥ずかし、」


高「好きなんだろ?」


「……………………うん。好き。」




初めて口にした大ちゃんへの想い。
好きって言葉にしただけでドキドキする。




「大ちゃんは、気付いてないよね?」


高「多分ね。てか、俺しか気付いてないんじゃん?」


「そっか。あの、」


高「言わないよ、誰にも。」


「ありがと、」


高「有岡くんなぁ。すっげーモテるし、まあまあ遊んでるけど大丈夫?頑張れる?」


「ん、わかってる。」


高「まあ、話くらいは聞いてやるから。」




ちゃんとわかってる。
いつも色んな女の子といるし、連絡取ってるし。
お気に入りの子をお家に上げてるのだって。


優しいのも、仲良くしてるのも、私だけじゃないって。
わかってるけど、好きになっちゃったの。

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設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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ここ(プロフ) - いくさん» いい所を持ってくんですよねえ、大ちゃんは。移行完了したので続きもぜひっ☆お待ちしてます! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキなタイミングで大ちゃん出てきた!!続きが楽しみです。 (2020年3月10日 19時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きっちょむさん» わーい!きっちょむさんがキュンキュンしてくれてるー!またモヤモヤもありますが、きゅんきゅんも待ってるので♪ (2020年2月16日 18時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - ここさーん!キュンキュンが止まらないですよー!!更新が楽しみです♪ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Suzunecoさん» 嬉しいですー!ありがとうございます♪気持ちが行ったり来たりで忙しいですよね(^_^*)また見に来てください♪ (2020年2月15日 16時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ここ | 作成日時:2020年1月18日 17時

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