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じゃあ帰ろうか。と後片付けを済ませ車に向かう。
行きと同じように助手席に乗ろうとすると。
大「Aこっち来れば?」
「え?」
伊「じゃあ俺助手席ー!」
高「助手席は女の子がいいから伊野尾くんは後ろ。」
伊「は。何でだよー。」
楓「いいから、いいから。A後ろねー。」
大ちゃんからの提案で入れ替わった座席。
運転席は変わらず雄也くんで、助手席に楓。
大ちゃん、私、いのちゃんの順で座る事になった。
帰りの車では今日の事を話したり、またくだらない事で笑ったり盛り上がっていたけれど。
高「あ、伊野尾くん寝た?」
「うん。イビキかいてる。」
大「本当寝るの早えよな。」
それから4人で話してたけれど、どんどん睡魔が襲ってくる。
目がショボショボしてきて、何度も首がカクカクとする。
左側に居るいのちゃんの方に吸い込まれるように体が傾いて、ハッと一瞬目が覚めた。
大「A、」
「…………ん?」
大「ここ、頭乗せていいよ。」
自分の肩をポンポンと叩く大ちゃん。
寝たら重くなっちゃうし、乗せれるわけない。
首を横に振って断ると再び襲ってくる睡魔。
ウトウトしながら、また左側に傾きそうになると。
大「使いなさいって。」
左手で私の頭を支えて、大ちゃんの肩の所に頭を引き寄せられた。
どしても眠気に勝てなくて、そのまま肩を借りて眠りについてしまった。
奥の方でふふって優しく笑う大ちゃんの声が聞こえた気がする。
その後はもう、夢の中。
高「おーい。みんな着いたよー。」
次に起きた時はもう高速を降りて、行きに3人を拾った駅前のロータリーだった。
起きた時に頭の上に感じた少しの重みがスッとなくなり、目を開ける。
どうやら雄也くん以外、全員寝ていたらしい。
伊「もう着いたの?早えよー。」
高「寝てたから早く感じるだけだよ。途中渋滞してたんだから。」
楓「全然気づかなかった。」
高「全員爆睡だったからね。」
「ごめん。眠気に勝てなかった。」
大「俺も気づいたら寝ちゃってたわ。」
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ここ(プロフ) - いくさん» いい所を持ってくんですよねえ、大ちゃんは。移行完了したので続きもぜひっ☆お待ちしてます! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキなタイミングで大ちゃん出てきた!!続きが楽しみです。 (2020年3月10日 19時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きっちょむさん» わーい!きっちょむさんがキュンキュンしてくれてるー!またモヤモヤもありますが、きゅんきゅんも待ってるので♪ (2020年2月16日 18時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - ここさーん!キュンキュンが止まらないですよー!!更新が楽しみです♪ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Suzunecoさん» 嬉しいですー!ありがとうございます♪気持ちが行ったり来たりで忙しいですよね(^_^*)また見に来てください♪ (2020年2月15日 16時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここ | 作成日時:2020年1月18日 17時