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サービスエリアを出て、再び走り出した。
さっきの大ちゃんのせいでまだドキドキしてる。
後部座席で3人が盛り上がっている中、運転席から雄也くんがコソッと。
高「さっきいい感じだったじゃん。」
「そんなんじゃ。ていうか、見てたの?」
高「バッチリ!」
サングラスの奥の瞳が楽しそうで。
雄也くんが見てたって事は、後の2人も絶対…。
あぁ、途端に恥ずかしくなってきた。
高速を走っていた車のフロントガラスの向こうが、辺り一面真っ青な景色に変わった。
太陽の光でキラキラと輝く海。
窓を開けると潮の匂いしてきて、テンションが上がる。
大「海だー!」
楓「最高ー!」
高「気持ちー!」
車は海沿いの駐車場に止まった。
荷物は男がやるから着替えておいで。という言葉に甘えて、すぐ側にある雄也くんの知り合いが経営してる海の家で着替えさせて貰った。
「やっぱ恥ずかしいからパーカー着てこうかな、」
楓「何言ってんの!見せなきゃ!」
「うー…。」
楓「大丈夫よ。あいつら腐るほど女の体見てんだから。」
「それもちょっと嫌なんだけど。」
楓「とにかく行くよ!海まで来て水着見せないなんてもったいない!」
楓に手を引かれて、浜辺で準備してくれてる3人の所まで連れて行かれた。
パーカーは着せて貰えず、楓が持っているビーチバックの中に入れられてる。
大「おー…。」
高「へぇ…。」
伊「いいね!最高だね!っ痛え!」
楓「ジロジロ見んな!」
伊「見るに決まってんだろ!」
いのちゃんの頭をパコーンと叩く楓。
その後ろで何やらコソコソ話してる大ちゃんと雄也くん。
高「……………結構、良い体してんだな。」
大「……………だな。」
最初こそ恥ずかしかったけど、時間が経つにつれ慣れていくもので。
ワーワーキャーキャー海に入って思い切り遊ぶ。
ぷかぷか浮かびながら少しずつ沖の方に流れて行くと、突然足が届かなくなり咄嗟に近くにいた大ちゃんの腕を掴んだ。
大「ん?どした?」
「足届かなくなっちゃって、ちょっとだけ怖い。」
大「捕まってていいよ。」
そのまま大ちゃんの腕に捕まらせて貰う。
好きな人の肌に自分から触れちゃうなんて、ちょっと大胆だったなって後悔。
あまり奥まで行くと危ないし、海岸の方に少し戻ろうとするけど上手く戻れなくて掴んでる腕をグッと握ってしまった。
大「大丈夫?」
「うん、」
大「ちょっとおいで。」
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ここ(プロフ) - いくさん» いい所を持ってくんですよねえ、大ちゃんは。移行完了したので続きもぜひっ☆お待ちしてます! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキなタイミングで大ちゃん出てきた!!続きが楽しみです。 (2020年3月10日 19時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きっちょむさん» わーい!きっちょむさんがキュンキュンしてくれてるー!またモヤモヤもありますが、きゅんきゅんも待ってるので♪ (2020年2月16日 18時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - ここさーん!キュンキュンが止まらないですよー!!更新が楽しみです♪ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Suzunecoさん» 嬉しいですー!ありがとうございます♪気持ちが行ったり来たりで忙しいですよね(^_^*)また見に来てください♪ (2020年2月15日 16時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここ | 作成日時:2020年1月18日 17時