21 ページ21
.
.
「お邪魔しました。」
大「はいよー。また月曜なー。」
あーでもない、こーでもないってしばらくダラダラして、お昼くらいに大ちゃんのお家を後にした。
帰りの電車はいつも通り雄也くんと2人。
土曜日のお昼だから空いている。
高「俺ね、本当は昨日起きてたよ。」
「え!うそでしょ…。」
高「どうなるかなーって思って、寝たフリしちゃった。」
「ばかー…。」
高「ま、有岡くんがベッド入ったとこら辺で寝落ちしたから安心して。」
「…………何もないよ。」
大ちゃんへの想いを知ってる雄也くんの優しさなのか、意地悪なのか。
良かったじゃん、って言われても微妙な所。
そりゃあ嬉しかったけど…。
高「酔っちゃったーって、キスくらいしちゃえば良かったのに。」
「そんなのっ、」
高「他の子は結構やってるよ?酔ってもないくせに。」
「出来ないよ…。」
そうやって可愛く甘えたら、キスくらいしてくれたんだろうか。
でも、大ちゃんには。
「そういう相手としてじゃなくて、ちゃんと見てもらいたいんだもん。」
そういう関係にはなりたくないの。
願わくば、特別な存在になりたい。
高「ほーんと、可愛いね。」
「嬉しくないー。」
高「いいなぁ、有岡くん。こんなに想ってくれてる子がいて。」
「他にもいっぱいいるよ。」
遊んでる子の中にも、好きな気持ちが抑えられなくてそうなった子だっているはず。
少しでも近づきたい、知って欲しいって。
雄也くんにだっているはずだよ。
「彼女、作ればいいじゃん。」
高「まあねー。でも面倒くせえじゃん、色々。今はもうちょっと遊びたいかなー。1人の女の子じゃなくてさ。」
「さいてー。」
高「はは。だな!」
そういえば、大ちゃんも面倒くさいって言ってたな。
彼女作る気なかったら好きになって貰うのなんて、そもそも無理な話だよ…。
雄也くんと話してたらあっという間に降りる駅に着いた。
高「じゃあな。バイト頑張れよ。」
「雄也くんもね。」
ドアが閉まり、雄也くんを乗せた電車が走り出した。
なんだかんだで楽しかったなぁ。
大ちゃんと2人の時間も過ごせたし、ドキドキもさせられ全部が嬉しくて、思い返すだけで胸がキュッとなる。
好きって気持ちがどんどん増していく。
どうしたら、私の事好きになってくれるんだろう。
1151人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ここ(プロフ) - いくさん» いい所を持ってくんですよねえ、大ちゃんは。移行完了したので続きもぜひっ☆お待ちしてます! (2020年3月12日 20時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - ステキなタイミングで大ちゃん出てきた!!続きが楽しみです。 (2020年3月10日 19時) (レス) id: bf142477e0 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - きっちょむさん» わーい!きっちょむさんがキュンキュンしてくれてるー!またモヤモヤもありますが、きゅんきゅんも待ってるので♪ (2020年2月16日 18時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
きっちょむ(プロフ) - ここさーん!キュンキュンが止まらないですよー!!更新が楽しみです♪ (2020年2月16日 17時) (レス) id: 1ef3c32ee2 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - Suzunecoさん» 嬉しいですー!ありがとうございます♪気持ちが行ったり来たりで忙しいですよね(^_^*)また見に来てください♪ (2020年2月15日 16時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ここ | 作成日時:2020年1月18日 17時