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藍沢side
【手術室】
急いで手術室に向かい、
着いて直ぐにオペを開始して3時間後にはオペは終了した。
オペが終わり術衣を脱ぎ手術室をでると緋山とすれちがった。
緋山「お疲れ」
藍沢「あぁ……」
緋山「いま○○○号室の○○さんの病室に行ってきたんだけど…」
緋山「○○さんさ〜……」
藍沢「………」
(まずい…気持ち悪さが増してきた…)
緋山「ねぇ、藍沢!聞いてる?」
藍沢「……あぁ聞いて…ウッ…」
堪えていた吐き気に再び襲われ、思わずしゃがみこんだ。吐き気がさっきより強く目に生理的な涙がたまり我慢出来ずに吐いてしまった。
藍沢「ゲホッグバオェッグバッゲホッ」
びちゃびちゃびちゃ
俺の吐いてしまった吐物が床に広がっていく……
緋山「ちょ、あ、藍沢!?」
焦った緋山の声がすごく近くにいるのに遠く聞こえ段々頭も痛くなってくる
吐き続けているため何もいえないが緋山は何かを察したように誰かに連絡して背中を擦ってくれていた。
名取「大丈夫ですか?」
緋山「名取、遅かったわね」
名取「これでもハア…急いハア……で来たんです……ハアよ」
緋山「そ、まぁいいわ。私はここ片付けるから名取は藍沢を空いてる病室に運んで点滴打っといて」
名取「わかりました」
(相変わらず人使いが荒いな……)
さっきから緋山と名取が何か話している。が、頭がぐわんぐわんしてよくわからない。壁によりかかつていると名取に声をかけられた。
名取「移動しますよ、立てますか?」
藍沢「………」
俺は立ち上がったものの足元が安定せずフラフラして歩けなかった。
名取「藍沢先生、無理して立たなくていいですから言ってください」
そう言って名取は近くにあった車いすで病室まで運んでくれた。
病室につくと名取に点滴を打ってもらい横になった。
横になった俺に名取は布団をかけてくれてしばらくウトウトしていると緋山が入ってきた。
緋山「藍沢あんたね〜っ!さっきはあの廊下患者さんも通るから我慢してたけど「ストップ、緋山先生その辺で……」
緋山「あのねぇ藍沢は今まで何回もこうやって倒れてるのよ!?」
緋山「この間も救命が人手不足で脳外も忙しかったからシフト詰めまくって過労で脳外の手術後にぶっ倒れたらしいし」
藍沢「なんで知ってる……」
緋山「新海先生に聞いたのよ」
藍沢「………」
(新海の奴、余計なことを…口止めしといたはずだが……)
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ミッキー(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました!!リクエストなのですが、藍沢先生が酸欠と頭痛で倒れて入院中無理して事務作業とかもやってたら重度の貧血で階段から落ちてしまい藤川先生や緋山先生が処置するみたいなのを読んでみたいです!! (2020年6月18日 14時) (レス) id: 43ae38a228 (このIDを非表示/違反報告)
フットウゆもり - 次は、藍沢先生が感染症になる小説が見てみたいです! (2020年6月12日 22時) (レス) id: 78948f9ceb (このIDを非表示/違反報告)
ぱや - いつも読んでます!!気に入った話は毎回読みたくなって毎日のように読んでます…!これからも頑張ってください!楽しみにしてます!! (2019年9月10日 17時) (レス) id: c24ed78064 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - はちみつさん» ありがとうございます!そう応援してくださる方々のおかげでこんなにたくさんの投稿をすることが出来ています これからもよろしくお願いします! たしかに藍沢先生って弱ってる事ないですもんね (2018年12月13日 19時) (レス) id: a6dbc40d34 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつ(プロフ) - おめでとうございます!遅くなってごめんなさい!この作品大好きです!藍沢先生が弱ってるのなんてなかなか見れませんからね←変態 (2018年12月13日 8時) (レス) id: aace91196a (このIDを非表示/違反報告)
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