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黒田「だろうな、お前は昔からそうだった。感情は表に出さないが一人で抱え込んでいることが多い。違うか？」
藍沢「･････････」
黒田「根っからの医者のお前のことだ。腕の怪我で未来が真っ暗に見えてるかもしれん。リハビリだってどのくらいかかるか、パニック障害だってどうなるかわからんが、お前ならなんとかなるだろ」
黒田先生の話を聞くたびにモヤモヤした気持ちが晴れていくのを感じながら涙腺も緩んで来ている気がする。
黒田「大丈夫だ。お前には信頼できる仲間がいるだろ」
そう言われて気付けば頬には涙が伝っていた。
慌てて涙をぬぐい黒田先先生に「復帰したら一番に報告に行きます」と言うと「そうか」とそっけない返事が帰ってきたがそれもそれで黒田先生らしく安心した自分がいた気がした。
まだまだ復帰までの道のりは長いしパニック障害も含めて乗り越えないといけない壁は多いけど、黒田先生を初めて俺の周りにはたくさんの人がいる。
そう思えば自然と気持ちが軽くなっていた。
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白石side
藍沢先生の病室を出て医局で仕事をしていると20分後くらいには黒田先生が戻ってきた。
藤川「黒田先生！」
白石「藍沢先生どうでした？」
黒田「精神科は俺の専門外だからよくわからんが、かなり堪えてるのは間違いないだろうな」
冴島「やっぱり……」
黒田「大丈夫だろ。あの藍沢だ。色々思うことはあったみたいだが本人も必死に乗り越えようとしてる。何より藍沢は10年前とは違う。お前たちのことを仲間だと思ってる。救命はチームだ。それが一番の成長じゃないか？」
白石「私たちはどうしたら…？」
黒田「側で話を聞いてやるだけでいいだろ。それがあいつが一番求めてることだ。いいチームになったな、白石、緋山、藤川、冴島」
「「「「はい」」」」
それだけ言い残して黒田先生は医局を出て行った。
藤川「黒田先生も言ってた通り。そばで話聞いてやろうぜ。復帰はゆっくりでいいって、待ってるって藍沢にちゃんと伝えよう」
緋山「そうね」
その日の夜……
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明日香 - RULIさん» コメントありがとうございます！更新が中々出来ず、その上長くなってしまい申し訳ないです。ただてさえ長いのにまだ長くなりそうですが頑張って書いていきますので引き続きご愛読頂けると嬉しいです。 (2019年8月2日 7時) (
レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - リクエスト、受け取って下さり、ありがとうございます、とても面白いです！流石だなと、おもいました！頑張って下さい！ (2019年8月1日 20時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ハートさん» コメントありがとうございます。読者の皆さんの応援が励みになっています。これからもゆっくりかもしれませんが更新頑張っていきますのでよろしくお願いします！ (2019年7月24日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ハート - 最新頑張ってください。応援しております (2019年7月24日 13時) (レス) id: f31ae08eec (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。学生のため平日は忙しく中々更新が出来ないのですが主に土日や長期休みは頑張って更新したいと思っています。更新速度が遅いですが暖かく見守って応援して下さると嬉しいです！ (2019年7月12日 22時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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