藍沢先生が体調不良７(リクエストOK)

RULIさんリクエスト　パニック障害 ページ27

白石side


藤川「いやー昨日さー」


そう言って大きな声で話し出す藤川先生。


緋山「ちょっと、うるさい」



冴島「まだ仕事終わってませんよね？」



藤川「二人とも酷いな…藍沢は俺の話聞いてくれるよな？」



藍沢「内容によってはな。お前の惚気話には興味ない」



藤川「またまた〜そんな事言っちゃって耕作ちゃん」





なんて藤川先生に絡まれ少しめいわくそうな藍沢先生と楽しそうな藤川先生。


結局仲いいのよね


なんて思いながらそんな光景を微笑ましく見ていると



♪♪♪

≪○○町○○工場で地震により建物の一部が崩壊。現在黒タグ2名、赤タグ3名が確認されています≫



医局にホットラインが響き渡った。



緋山「黒タグ出てるって……かなり規模が大きいわね」



冴島「そうですね」



現場情報が伝わると同時にＣＳ室の方を見ると町田さんがグッドサインで返してくれたためヘリが飛べるということだ。


白石「今日のヘリ担は藍沢先生と名取先生と冴島さんね」



そう言い終わる前に藍沢先生は救命用のバッグを持って医局から走り出していてそれに続いて名取先生と冴島さんも急いで医局から出て行った。


今日も無事にフライトを終えられますように




少し曇っている空に向かってそう願った………



けど私の願いは曇った空には届かなかったみたいだった……



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藍沢side



藍沢「冴島ルートとってくれ」



冴島「分かりました」



藍沢「名取！そっちの患者、バイタルが落ちてる」



名取「すぐ確認します！」




現場に降り立つと聞いていたよりも現場の状況はかなり悪かった。




黒タグは2名と聞いていたのにブルーシートに乗せられた帰らぬ人となった人は4名に増えていた。


赤タグも3名どころではなくざっと数えたところ8名は確認できた。




人手が足りないため誰かよこしてくれ、そう翔北につなぐと現場には藤川、横峯、雪村が追加で来てくれるとのこと。


タッチアンドゴーで来てもあと10分はかかる。


その間は赤タグの患者を3人で処置しなければならない。




あっちにこっちにと、めまぐるしく動き回っていると待っていた藤川たちが到着し一緒に処置を開始した。




骨折、捻挫程度の比較的軽症だが放っておくと重症化する恐れのある患者は処置を横峯と雪村に任せて俺と名取、藤川と冴島は重症患者の処置にあたった。

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