藍沢先生が体調不良７(リクエストOK)

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白石「藍沢先生が私たちに弱さを見せてくれないのは嫌っていうほど知ってる。けど少しでいいから頼ってほしい。きっと藍沢先生が我慢してたの今日だけじゃないよね？「きつい」とか「つらい」とか一言でいいから。お願い。頼って？」





藤川「そうだよ。俺たち黒田先生に言われたんだ。そばで話を聞いてやるだけでもいいって。それで気づいたんだよ。話を聞くだけでも何かが変わるかもしれないって事に。だから話してくれよ。お前がつらいこと、しんどいこと」






そう次々と声をかけると小さくだけど頷いてくれた藍沢先生。




みんながそんな藍沢先生を見て微笑むと藍沢先生のこわばっていた表情が少しだけど緩んだ気がした。




白石「また明日様子見に来るから」




そう声をかけて、さっきの藍沢先生の顔を見て安心した私たちは病室を出てその日は足取り軽く家へ帰った。


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藤川「藍沢ー体調どうだ？」


そう言いながら藍沢先生の病室に入っていく藤川先生。




そんな藤川先生に続いて私たちも病室に入っていく。



冴島「退院、明日ですからね」



緋山「本当に退院で大丈夫？」



白石「腕はリハビリの先生によるとほとんど問題ないらしいし、パニック障害の方も改善傾向に向かってる」



緋山「仕事は？」



白石「藍沢先生の希望で明日から午前だけ復帰することになった」



冴島「はじめはそれの方がいいですね」



緋山「大丈夫なの？昨日だって……」




そう、緋山先生が言うように昨日も夕食を食べ終わってから……


ーーー

冴島「藍沢先生、夕食食べましたか？」



藍沢「あぁ」



冴島「片付けますね」



夕食を食べ終えて少し病室でゆっくりしている藍沢先生と一緒にいると急に起こしていた藍沢先生の体が傾いて……とっさに支えたけど藍沢先生は目を腕で覆っていた。




白石「藍沢先生？大丈夫？」


私がそう声をかけた時には藍沢先生の顔は真っ白で、顔には尋常じゃないくらいの汗をかいていた。



倒れてきた藍沢先生の体をベッドに戻して汗を拭いたりできることを行っていく。




藍沢先生は完全にパニックに陥っていて私たちの声も聞こえていないのかずっと顔を歪めて不規則な呼吸を繰り返す。




結局症状が落ち着いたのは20分ほど経ってから。




ーーー

なんてことがあった。

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