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空のストレッチャーを押しながらヘリの機体へ向かう。
その途中横峯先生が診てくれている雪村さんに
白石「まず全身を洗って身体所見を教えて」
そう声を掛けて再びストレッチャーを押しながらヘリを目指した。
すると向かいから患者さんを乗せたストレッチャーを押しながら名取先生が「藍沢先生が…!」そう言った。
灰谷先生と急いで機内に飛び込むと中には意識を失いぐったりとしている藍沢先生の姿。
床に落ちている吐瀉物に注意しながら藍沢先生をストレッチャーに横たわらせて除装スペースへ向かった。
洗浄を終えた雪村さん、早川さんや鳥居さんたちを横切り除装スペースに飛び込むと中にはすでに患者である秋本さんを載せたストレッチャーがあってその横に藍沢先生のストレッチャーを並べる。
すると大量の水が噴霧され名取先生はフライトスーツを脱ぎ捨てながら自分の身体を洗っていき私と灰谷先生も藍沢先生のフライトスーツを切り裂き脱がせた。
雪村「吐き気、頻脈、頬呼吸、めまい、顔面紅潮もあるかもしれません。患者と接触したときには特ににおいはなかったです」
と、少し落ち着いた雪村さんが症状を離してくれた。
白石「横峯先生聞こえた!?」
そう聞くと
横峯「は、はい!」
と、たどたどしい返事が返ってきて
白石「急いで毒物を特定して!」
そう叫ぶと横峯先生は急いで病棟へ駆け出して行った。
においがない……神経ガス……?
灰谷先生と藍沢先生の体を洗浄しながら考えた。
除装を終えた藍沢先生と秋本さんは初療室へ運び込まれた。
名取先生と雪村さんは毛布にくるまって車椅子に座り、早川さんと鳥居さんは酸素吸入が行われている。
その近くでは橘先生がホワイトボードに毒物を箇条書きしながら眉をひそめていた。
橘「可能性のある毒物が多すぎるな……」
そこに藤川先生が飛び込んできて遅れて緋山先生も入って来た。
藤川先生は初療台に横たわる藍沢先生の姿に目を見開いた。
藤川「藍沢……!」
緋山「何これ、どうなってんの」とずぶ濡れになっているみんなの姿に緋山先生もあ然となる。
藤川「解読剤は?何を投与したんですか?毒物はなんですか?」
食いつかんばかりに橘先生に質問攻めする藤川先生。
橘「今、特定している」
そう言われて藤川先生がホワイトボードを振り返る。
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明日香 - RULIさん» コメントありがとうございます!更新が中々出来ず、その上長くなってしまい申し訳ないです。ただてさえ長いのにまだ長くなりそうですが頑張って書いていきますので引き続きご愛読頂けると嬉しいです。 (2019年8月2日 7時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - リクエスト、受け取って下さり、ありがとうございます、とても面白いです!流石だなと、おもいました!頑張って下さい! (2019年8月1日 20時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ハートさん» コメントありがとうございます。読者の皆さんの応援が励みになっています。これからもゆっくりかもしれませんが更新頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年7月24日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ハート - 最新頑張ってください。応援しております (2019年7月24日 13時) (レス) id: f31ae08eec (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。学生のため平日は忙しく中々更新が出来ないのですが主に土日や長期休みは頑張って更新したいと思っています。更新速度が遅いですが暖かく見守って応援して下さると嬉しいです! (2019年7月12日 22時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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