3 ページ21
雪村「体温測りますか?」
横峯「うん」
雪村さんが失礼しますと言いながら藍沢先生の体温を測ると38度と思ったより高い熱がパネルに表示されていた。
灰谷「食中毒……とか?」
横峯「何かお腹にあたるようなもの食べたのかな?」
名取「でも藍沢先生、ここ最近ずっと病院で食事とってたのにお腹にあたるようなもの食べるか?売店とか…食堂で食事済ましてるはずだから……藍沢先生が仮に食中毒だったとしたら他にも感染者が出てるだろ」
横峯「そっか」
灰谷「胃腸風邪?」
雪村「その可能性が一番可能性が高そうですね」
名取「藍沢先生、腹痛の他に吐き気とか…ありますか?」
藍沢「…いや」
横峯「腹痛だけ……」
名取「でも胃腸風邪は腹痛の症状しかでないこともあるから」
藍沢「少し休んだら仕事に戻る。お前らは自分の仕事に戻れ」
横峯「熱あるんですよ?今日はゆっくり休んでてください」
雪村「そうですよ」
名取「俺たちが交代で様子診に来ますから」
藍沢「そんな事しなくても……」
灰谷「藍沢先生は何も気にせず休んでてください」
そんな灰谷の言葉と共に初めは俺と横峯、次に灰谷と雪村と順番を決めて交代で藍沢先生の様子を見ることになった。
今はシニアの先生たちが藍沢先生以外みんないなくて患者が運ばれてきたときの事を考えると藍沢先生を頼らざるを得ない。
それを藍沢先生もわかっていたみたいで休むのを拒んでいたらしい。
横峯「汗ふいた方がいいのかな?」
灰谷と雪村が部屋から出て行って今は藍沢先生を俺と横峯で診ている。
「汗ふいた方がいいのかな?」横峯がそう言うからすでに寝てしまった藍沢先生を見ると布団をすっぽりっと被って中で丸い姿勢をとってる藍沢先生の姿。
あまりにも痛いみたいで腹痛に顔を歪めて体を汗をかいている。
額に浮かぶ藍沢先生の汗を拭きながら
名取「次起きたら痛み止め処方した方がよさそうだな」
そう話しかけた。
横峯「うん…こんなに辛そうな藍沢先生初めて見たかも」
名取「藍沢先生、あんまり感情を表に出すことないもんな」
なんて話をしていると藍沢先生が目を覚ました。
藍沢「…っ……」
目を覚ました時一瞬だけど顔を歪めた藍沢先生。
横峯「お腹痛みますか?」
そう横峯が聞くと少し考えてから小さくうなずいた藍沢先生。
そんな藍沢先生を見て横峯は痛み止めを取りに部屋から出て行った。
331人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明日香 - RULIさん» コメントありがとうございます!更新が中々出来ず、その上長くなってしまい申し訳ないです。ただてさえ長いのにまだ長くなりそうですが頑張って書いていきますので引き続きご愛読頂けると嬉しいです。 (2019年8月2日 7時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - リクエスト、受け取って下さり、ありがとうございます、とても面白いです!流石だなと、おもいました!頑張って下さい! (2019年8月1日 20時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ハートさん» コメントありがとうございます。読者の皆さんの応援が励みになっています。これからもゆっくりかもしれませんが更新頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年7月24日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ハート - 最新頑張ってください。応援しております (2019年7月24日 13時) (レス) id: f31ae08eec (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。学生のため平日は忙しく中々更新が出来ないのですが主に土日や長期休みは頑張って更新したいと思っています。更新速度が遅いですが暖かく見守って応援して下さると嬉しいです! (2019年7月12日 22時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ