藍沢先生が体調不良6(リクエストOK)

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体を横にしたらさっきまであんなに寝ていたのにまた襲ってくる睡魔。


灰谷が「僕、名取先生が寝てもしばらくここにいるから寝ていいよ」と言われ「別にいいし、早く仕事に戻れば？」と毒づきながらも灰谷の言ってくれたことは嬉しかった。


しばらくするとさらに強い睡魔に襲われて俺は睡魔に逆らうことなく眠りについた。


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藍沢side


夕食の時も藤川が来てくれて食事を手伝ってくれて体を拭いたり着替えの手伝いまでしてくれ、申し訳ない気持ちもあるけど嬉しい気持ちの方が大きくて藤川がしてくれる事すべてに感謝しながら体をすべて預けていた。


夕食後薬を服用してベッドに横になるとすぐに眠くなって俺は夢の世界に吸い込まれるように眠りについた。


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藤川side


藍沢が倒れて主に藍沢の看病は俺がしていた。

ご飯は体調を崩してるからうまく力が入らないだろうと考えて小さい器に盛り直したりと何かと世話を焼く。

自分でも過保護だなと思うけど、このくらいしてやりたいと思う気持ちの方が強い。



藍沢にはいつも及ばないけど藍沢はその分人一倍頑張ってる。

それで無理しまくって倒れる藍沢。


でもそれは藍沢が体調が悪くても誰にも迷惑を掛けないようにとか考えての行動で口は悪いし冷たいけど誰よりも優しい。


だからつい過保護になるんだよな………





でも今日の藍沢はやけに素直でいつもなら「大丈夫か？」そう聞いたら「あぁ」か「大丈夫だ」「問題ない」帰ってくる返事はこの３択。


なのに今日は「頭が痛い」「関節痛が酷い」「怠い」と自分の感じていることを教えてくれる。


それに体を支えて起き上らせるときも変に力を入れたりせず体を完全に預けてくれるし信頼されてるのを感じてなんだか嬉しい。


いや〜俺もついに藍沢に認められたか〜


10年かかってやっと本物の親友になれたか〜〜


なんて思いながら足取り軽く藍沢が寝たのを確認して病室から出た。

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名取side


いつもより少し早めに寝て目が覚めたら窓から眩しすぎるくらいの光が射しこむ朝。

目が覚めて軽くなった体を起こしているとカーテン越しに布団が擦れる音が聞こえた。


藍沢先生も起きたのかな？


なんて考えて「藍沢先生？」と寝ていると悪いため小さな声で尋ねると「何だ？」と返答が聞こえた。


起きているのだろう


名取「藍沢先生体調どうですか」


そう聞くと「お前こそ」と聞こえたがカーテン越しということもあり藍沢先生の声も聞こえにくい。

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