藍沢先生が体調不良6(リクエストOK)

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二宮「なにかのきっかけによって過去のトラウマを引き起こしてしまうことは多いんです。今のお話を聞くく限りお葬式で何かあったようですね」


そう言われた。


二宮先生によると多重人格は薬での治療法はあるものの直接的効果はないらしい。




多重人格には俺たちみたいに周りにいる人間が多重人格に対して理解を持って接してあげることが大切と言われたため医局に戻って白石たちにも説明しといた方がいいな……



なんて考えながら藍沢と廊下を歩いていると……


藍沢がふと立ち止まった。



藤川「藍沢？」



一瞬意識を失ったように目が虚ろになったけどそれはすぐに戻って……



藤川「藍沢！大丈夫か？」


藍沢「あぁ。俺は…なんでここに……」



人格が交代したらしい。


しゃべり方からして主人格の藍沢にもどったみたいだな。


今のところ藍沢には３つの人格がある。


主人格である「藍沢耕作」、交代人格の20歳という「藍沢耕作」、○○会社の「山川」。



藍沢「俺…」


藤川「今から医局に戻るぞ！」


藍沢「あぁ……？」




やはり人格が交代していた時の記憶がないらしく戸惑っている。


でも今ここで変に交代人格の事を説明してややこしくするのも……



そう考えて医局に急いで戻ると白石、緋山、はるかと３人揃っていた。



藍沢は自分の席に着いたことを確認して藍沢の事を話すために白石、緋山、はるかと医局から離れて仮眠室に入った。




緋山「藍沢…どうだった？」


藤川「やっぱり、多重人格で間違いないらしい」


白石「そっか……」


藤川「さっき精神科からここに戻るまでの廊下でまた藍沢の人格が交代して今は主人格に戻ってる」


冴島「治療法は？」



藤川「薬での治療法はあるらしいけど直接的な効果は見込めないらしい」







他にも二宮先生から聞いた、

俺たちが多重人格に対しての理解を持って接するようにいわれたこと

原因は葬式で間違いなさそうだから交代人格の時はなるべく思い出させないようにすること

多重人格に関するテレビや雑誌など刺激になるリスクのあるものは藍沢の周りに置かないようにすること


いろんなことを話してとりあえずは精神科に通い続けることになった。



今のところ藍沢は交代人格の方が出てきている時間が長いため少しマズイけど治療はさほど困難な状態にないらしい。

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