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藤川「今、藍沢は脳外の仮眠室で休んでるらしい」
緋山「○○会社の山川って…誰?」
藤川「いや、俺だって知らねーけど……」
冴島「明らかに記憶喪失ではなさそうですね」
藤川「あぁ新海先生があくまで個人的な見解だって言ってたんだけど……新海先生は解離性同一性障害じゃないか、って言ってる」
白石「確かにそれだと説明がつくかも……」
緋山「でも仮に藍沢が多重人格だったとして……なんでそんなことに…?」
藤川「これ…見てくれ」
そう言って資料室から借りてきた解離性同一性障害についての本を開くと3人とも食い入るように読み込み始めた。
一通り目を通すと顔を上げてはるかが「原因はストレス……」そう呟いた。
緋山「多重人格に陥るほど藍沢はストレスを抱えてたってこと?」
藤川「藍沢の様子がおかしくなったのは今日の朝からだし……何かあったとしたら昨日だよな…?」
白石「うん」
冴島「昨日は確か藍沢先生はお葬式に行かれてましたよね?」
藤川「葬式で何かあったってことか?」
緋山「……葬式って言ったら藍沢にとって良くない思い出ばっかりよね?」
緋山が言う通り葬式は藍沢にとったら思い出したくない過去を掘り起こされているようなもの。
あいつは気にしてないみたいなこと言ってたけど……
どうしてもそうは思えない。
藤川「とりあえずは精神科に連れて行った方がいいよな?」
白石「うん。今日はシフトに余裕があるから時間は取れると思う」
冴島「なるべく早く診断結果が出たほうがこちら側としても動きやすいですしね」
藤川「精神科には俺が付き添うよ」
冴島「大丈夫?」
緋山「あんただと心配ね」
藤川「藍沢と何年一緒にいると思ってんだよ」
ふいにでたその言葉。
そう、何年一緒にいると思ってんだよ。
藍沢の抱えてるもの絶対俺たちで軽くしてやるからな
_________
藍沢side
ここ…どこだ……?
ふとした時自分の身が置かれていたのは機会がたくさんある部屋。
?「藍沢!」
僕の事を藍沢、と呼んでくる先生は僕を不思議そうな目で見ている。
その先生に近くにあった「はさみ」みたいなものを指してこれなんですか?と聞くと目を見開いて驚かれた。
僕、そんなに変?
おかしい?
色々考えてたらさっきまでいた部屋から出されて色々な話を聞かれて僕が○○会社の山川と訴えると不思議な顔をされる。
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明日香 - RULIさん» わかりました。コメントありがとうございます。なるべく希望に沿えるよう頑張って書かせていただきます。これからもよろしくお願いします! (2019年5月28日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - 遅くなってすみません。雪村先生がいいです! (2019年5月25日 9時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛美さん» 感想ありがとうございます!楽しんでいただけたなら嬉しいです。これからも更新頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛美 - リクエストした藍沢先生が甘えるお話を書いてくださりありがとうございます!!読みながら想像して悶えてました笑 これからも楽しみにしてます!! (2019年5月19日 16時) (レス) id: 9661795347 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - RULIさん» お返事ありがとうございます!黒田先生か白石先生ですね!頑張って書かせていただきます。誰かを庇うとのことでリクエストをいただいていたのですが、誰を庇うとか指定はありますか? (2019年5月18日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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