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けど……だんだんめが覚めてきて意識が覚醒してくるとかなり体調が悪いことを自覚した。
完全に……体調崩した……
だからと言って「休みます」なんて言えるような状態ではなく俺は重たい腰を上げた。
書類を書いてラウンドに行って……とすると俺の体はもう限界。
ラウンドを終えて医局に戻ると安心して俺はそのまま医局の床に座り込んでしまった。
__________
藍沢side
昨日に続いて体調の悪さは今日も続いている。
今日は朝一番で急患が運ばれてきたため緊急オペ。
緋山と藤川と冴島と共に執刀した。
オペが終わると11時と昼前で医局に戻って昼の休憩。
体は時間を増すごとに怠くなっていて食事をとる気にもなれない。
でも昼休憩だし…30分だけでも仮眠をとろうと考え藤川たちと医局に戻ると入ってすぐ座り込んでる名取がいた。
緋山「えっ?名取?」
藤川「こいつ熱あるな……」
そういう藤川……
本来こういう場合は体温計を出したり、名取を運んだり…となにかするべきなんだが体が動かない…
見えている視界がぼやけてきて段々視界が狭まってきたと思うと俺の体はバランスを崩した。
バタッ
冴島「藍沢先生!?」
藤川「藍沢?」
俺が倒れたことに気づいて藤川が床に打ち付けられた俺の体を起こしてくれた。
藤川「藍沢もかなり熱あるな……」
緋山「マジ?」
冴島「なにかの感染症ですかね?」
そんな会話が聞こえたけど体の姿勢を保つのが限界で申し訳なさを感じつつも藤川に身を預けた。
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藤川side
医局に戻ると名取が座り込んでいて熱があることが発覚した。
空いてる病室あったっけ……?
なんて考えてたらバタッって音がして振り向いたら顔を真っ赤にして荒々しい呼吸を繰り返している藍沢がいた。
藍沢の額に手を当てたらかなり熱を持っていた。
少しの間は自分で体を支えていた藍沢だけどきつくなったのか俺に体を預けてきた。
熱なんてすぐ出るもんじゃないしこの調子じゃきっとここ数日我慢してたのだろう。
藍沢も名取も同じ部屋で問題ないだろうということになり空いていた少し広い個室にベッドを1つ
追加して少し強引だが二人部屋を作った。
二人をベッドに寝かせて体温を測ると名取は38.7度、藍沢は39.1度と二人ともかなり高熱だった。
大人の子の高熱と同時の発症で疑わしいのは…「インフルエンザ」
藍沢と名取、2人とも検査して結果は二人ともインフルエンザA型の陽性反応が出た。
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明日香 - RULIさん» わかりました。コメントありがとうございます。なるべく希望に沿えるよう頑張って書かせていただきます。これからもよろしくお願いします! (2019年5月28日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - 遅くなってすみません。雪村先生がいいです! (2019年5月25日 9時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - 愛美さん» 感想ありがとうございます!楽しんでいただけたなら嬉しいです。これからも更新頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年5月19日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
愛美 - リクエストした藍沢先生が甘えるお話を書いてくださりありがとうございます!!読みながら想像して悶えてました笑 これからも楽しみにしてます!! (2019年5月19日 16時) (レス) id: 9661795347 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - RULIさん» お返事ありがとうございます!黒田先生か白石先生ですね!頑張って書かせていただきます。誰かを庇うとのことでリクエストをいただいていたのですが、誰を庇うとか指定はありますか? (2019年5月18日 21時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
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