コード35 ページ43
緋山「緋山です。あたしと名取は無事。でも身動きが取れない。完全に塞がれた。」
呆然と手を見つめていた私はその声で我に返る。
レシーバーを手に取る。
え、待って。なんて言えばいいんだ?
これ、無事です。だけ伝えたらあとで絶対怒られるやつ。
でも、怪我を素直に全部伝えたら強制的に戻らされるやつ。
うーん。
「上平で、す。無事です。あ、でも…け、いしょ、う?です。」
え、カンペキ。
軽傷ではないんですけども汗
多分、どっちかというと重症をかすめるぐらいなんですけど。
とりあえず、上に行こうと一歩踏み出したとき。
「っぅあっ…いっ、、たっ、」
今ここで!?と突っ込みたくなるようなタイミングで偏頭痛発症。
しかもだいぶ強いやつで。
その場にうずくまって痛みに耐える。
カシャン
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
収まったタイミングで上に上がってくると、
翔北の人たちの様子がおかしい。
はて?と思いつつ恵ちゃんに歩み寄る。
「白石先生?どうかしたの?」
白石「藤川先生と連絡が取れなくて…!レシーバーで聞いてないの?って上平先生!?どうしたの!?」
白石side
振り返って見つけたAは腕から血を流し、頭から血を流し。
白石「上平先生!?」
「あ、え、とごめん。レシーバー落としちゃったっぽい。」
白石「いや、違くて!あなたのこと!全然軽傷じゃないじゃん!」
上平「藤川…なんで、」
白石「え?」
・・・あぁ、軽率に言うんじゃなかった。
一気に真っ青になっていくAの顔。
上平「さっきまで一緒にいたのに。うそだ、藤川そんな、あそこにいるの、?」
あそこ?
白石「上平先生、あそこって」
なんでだろう、自分もそうとうパニックなのに。
Aと話すと少し落ち着ける。
上平「さっきまで一緒にいたところにいるかなって思って、」
思って、という割には確信に満ちていて。
白石「・・・わかった。ありがと、上平先生」
信じよう。
Aを。
藤川先生を。
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rrrr(プロフ) - あだ名?が空白になって文中表示されていないです。 (2018年8月3日 17時) (レス) id: 4886ac9ef5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかな - 連携プレーサイコーです!違うバージョンもぜひお願いします! (2017年9月30日 9時) (レス) id: f16fb0dea8 (このIDを非表示/違反報告)
ももじゅん(プロフ) - 名前変更が上手くいっていなくて、自分の名前と遥日が混ざってます!何箇所かあるので、よければ校閲をお願いします(人´∀`*)いきなりコメントすみません! (2017年9月28日 19時) (レス) id: eef8b7311d (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - のあんこさん» 男主の方も更新お願いします (2017年9月20日 23時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 更新頑張ってください。男主の方も更新楽しみです。 (2017年8月30日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:のあんこ | 作成日時:2017年8月2日 11時