コード１８ ページ23
14:00
上平side
ふと時計をみて、開いていたパソコンを閉じる。
そろそろ手術の時間だ。
緋山「あれ〜？A、どこ行くの？」
「手術ー」
白石「昨日の？」
「うん」
緋山「昨日の？まぁいいや。頑張ってこーい。」
白石「頑張ってね、A！」
「うん。ありがと、２人とも。」
事情を知らないひーちゃんと、知っている恵ちゃん。
ふたりの応援が心に響く。
うん、大丈夫。
そう言い聞かせて心を落ち着ける。
エレベーターのボタンを押す。
少しでも気を抜いたら逃げてしまいそうで。
自分がこんなに弱いなんて知らなかったな〜。
発見、発見。
ドアが開くと誰か先に乗っていて。
「･･･藍沢先生。」
あー、会いたくないのに。
会ったら心折れそうじゃん。
藍沢「上平か。･･･乗らないのか？」
乗るのを躊躇っているとかけられた声。
慌ててエレベーターに乗り込む。
落ち着いていたはずの心臓が速い鼓動を刻みはじめる。
落ち着け。
小さく深呼吸を繰り返す。
藍沢「･･･手術か？」
「うん。」
藍沢「不安なのか？」
「いや、全然？」
声、震えてないかな。
不安になってることバレないで欲しいな。
このこと知ったらきっと彼は。
藍沢「大丈夫だから、そんな顔するな。手術をうける患者が心配になるだろ。こんなやつにやられるのか？って。」
「うん、ごめん。」
藍沢「別に謝らないでいい。」
ほら。
彼の手が頭に乗って、静かに撫でられる。
それだけで安心できる。
迷惑かけたくないのに。
心配かけたくないのに。
エレベーターの扉が開く。
藍沢「大丈夫だから、頑張れ」
最後にポンポンっと優しく叩いて下りていく。
「ありがとう…ございます」
そういうと振り返って私を見つめる藍沢先生。
「･･････？」
訳が分からず見つめ返していると、ふっと上がった口角。
････････････え？
まばたきをするといつも通り、真顔の藍沢先生。
幻？
そんなことを考えている間に閉まる扉。
「･･････えっ？笑った？あの藍沢先生が？」
思わず口に出してしまうくらい衝撃的で。
いつのまにか鼓動は落ち着いていた。
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rrrr(プロフ) - あだ名？が空白になって文中表示されていないです。 (2018年8月3日 17時) (
レス) id: 4886ac9ef5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかな - 連携プレーサイコーです！違うバージョンもぜひお願いします！ (2017年9月30日 9時) (レス) id: f16fb0dea8 (このIDを非表示/違反報告)
ももじゅん(プロフ) - 名前変更が上手くいっていなくて、自分の名前と遥日が混ざってます！何箇所かあるので、よければ校閲をお願いします（人´∀`*）いきなりコメントすみません！ (2017年9月28日 19時) (レス) id: eef8b7311d (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - のあんこさん» 男主の方も更新お願いします (2017年9月20日 23時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 更新頑張ってください。男主の方も更新楽しみです。 (2017年8月30日 16時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のあんこ | 作成日時：2017年8月2日 11時
